「シカマル?どうしたの?」
「あ、いの。ナルト見なかったか?あと、キバ」
「ナルトなら、実験室にいたみたいよ?」
「・・・追い出されたのか?」
「譲ってあげたのよ〜」
「そっか、実験室な」
「キバはシノとお出かけ中よ」
「あ〜、帰ってきたらオレが用事あるって言ってたって伝えてくれ」
「わかったわ」
「じゃ、オレは実験室行ってみるわ」
そう言って、居間から出ていった。
「ナルト」
集中している背中に声をかける。
「あれ? シカ?」
「ちょっといいか」
「うん? どうした?」
手元の物体を安全な場所に置いて、シカマルの方を見た。
「ちっと、アヤカから助けてほしいから、ナルトとオレ、あとできればシノとキバにも来てほしいって言われたんだ」
「アヤカから? どうしたんだ?」
「さぁな。詳しいことは来たら話すって言ってたから」
「そっか。キバとシノは確か出かけてたよな?」
「あぁ、帰ってきたらオレが呼んでたって伝えるように言ったけど・・・」
「どこまで行ったのか知らないけど、隠話で呼んじゃえば?」
「そうすっかー・・・」
たるそうに、めんどくさそうに、隠話で話しかけ、呼び出した。
『キバー、シノー!ちょっと話があるから来いー』
『おー、了解!』
その呼びかけに、闇の世界で直接ナルトとシカマルの前に現れた。
「どうした? シカマル、ナルト」
「アヤカから呼ばれてるから、木の風楼に行くぞ」
「え?オレたちも呼ばれてるのか?」
珍しいな、と眼を瞠る。
「あぁ、早めに行って帰ってくるか?」
「だなー・・・」
少し面倒だな、と四人は闇の世界を利用し、木の風楼へと行った。
「ちはー、仕事の方はどうだ?」
突然、いつもの和室に出ることもできたが、一応正面から訪問する。
赤い門をくぐり、一番上等な部屋へ。
そこで仕事をしていたアヤカを発見し、話しかける。
「そうね、結構まぁまぁの入りだし、良い感じよ?」
「それは何より」
「んで?どうしたんだ?」
オレたちを呼ぶなんて、な。
「また、変な客でも来たのか?」
「いえ、それは大丈夫です。最近は私で手が回らない人は来ていませんから」
「それなら、何でだ?」
しかもオレたちまで?
「ナルトとシカマルだけなら、まだ何となく理由はわかるんだけど」
「あぁ、それね。ちょっと、次回あたりに入りそうな任務が、ね・・・」
ちょっとここで得た情報で分かったことがあって。
「ここで任務実行した方がいいかも、っていう内容で、それだったら、衣装も合わせておきたいな、と思って」
「衣装?」
「えぇ、新調しておきたいっていうのもあるのよ」
ここに置いてあるのって、共有のせいもあって、結構古い物が多いから。
「あぁ、なるほどなー」
「用意してあるのか?」
「えぇ、まだ仕立ててない反物の段階だから、似合うように仕立てれるわ」
扉を開いたその部屋に用意されている反物の山を見せながら言う。
「まさか、これ全部、とかか?」
「ちょっと、この量は四人じゃなくて十人でやってもらいたかった、な・・・」
「むしろ、なんでいのたち呼ばなかったんだよ!」
「今日、用事があるって言ってたわよ」
ほら、四人で変化して合わせなさい。
反物を肩にかけながら色合いを見ていく。
それから数時間、四人は拘束されていた。
「疲れたー・・・」
「だなー・・・」
「まぁ、このまま泊まっていっていいらしいから」
「でも、それもいつもの部屋でだろ?」
「仕方ねーだろ。いつでもオレたち用の部屋としていい部屋キープしてんだから」
「そうだけどなー」
ぐったりと倒れこんだ四人だが、面倒そうにシカマルはナルトの腕を引っ張り、部屋を移動する。
「おやすみなー」
「あぁ、おやすみ」
「明日、帰る前に声かけろよー?」
「わかってるー」
ズリズリと引き摺られながら、四人は会話を交わして、別の部屋へと別れていった。
その先での一夜の出来事はそれぞれ二人だけの秘密である。
帰るぞーとナルトがキバたちに声をかけたのは、翌日の昼過ぎだったとのことである。
サイト開設おめでとうございます!
もう開設してから一ヶ月以上経ってるという事実には眼を瞑って・・・(汗)
リボーンで知り合ったけど、以前から私のサイトに通ってきて下さっていたゆらしゃんへ。
こんなものですが、捧げます。大好きですv
2008/8/12 作成