「ハルは今日、ツナさんを誑かした女の人を探るために潜入しました!」
コソコソと廊下の陰を移動しながら言った。
「ツナさんは何処ですか?」
自分へと問いかける。
覗いた教室にはいなかった。
「――ハル」
「はひっ! あ、リボーンちゃんですか。驚かせないで下さいよ」
「悪かったな。それで、ハルはなんでここにいるんだ?」
「リボーンちゃんはツナさんが何処にいるのか知っていますか?」
「あぁ、今頃応接室にいると思うぞ」
「はひっ! ヒットラーさんの所ですか!?」
「そうだぞ。行くなら気をつけるんだな」
それだけを言ってリボーンちゃんは消えてしまいました。
「なんでツナさんはそんな所に?」
疑問を口にしながら応接室に向かいます。
「キョウちゃん、少し休憩にしない?」
「あ、もうこんな時間か。そうだね、お茶でもいれようか」
「うん。お茶請けは何にする?」
「昨日貰ったクッキーがあったはず」
そうしたら、紅茶の方がいいかな?
そう言って、カチャカチャとお茶をいれ始める。
「はひー、仲良しさんですー」
ヒットラーさんと仲良しだなんて、流石はツナさんです!
でも、ヒットラーさんも優しい声を出せるんですね〜。
感心したような感想を持つ。
「誰!?」
突然綱吉は声を上げる。
「どうしたの、綱吉」
「多分、誰か見てる」
「ワオ! 僕たちの邪魔をするなんて、咬み殺されたいんだね」
「だね。珍しく全く邪魔が入らなかったのに」
「にしても、僕の勘、鈍ったかな?」
全く気付かなかったよ。
「いいよ、その分オレが気付くんだし」
「それもそうだね」
ガラッ! と戸を開く。
気付かれましたです!
これでも忍者の真似事は大得意なんですが……流石はツナさん、ハルが惚れた人です!
「……ハル!?」
隠れようとしていたハルを発見した。
「今日平日だろ! なんでここにいるんだよ!!」
しかも、並中に忍び込むなんて!
「ツナさんの彼女さんの調査です! 負けられませんから!!」
「ハル……」
頭が痛い……とばかりに手をあてる。
「綱吉…………」
後ろから恭弥が怒りの声が聞こえる。
「げっ、やばっ!」
綱吉が慌て始める。
「とりあえず帰れ。二度と並中に忍び込むな!」
今回は見逃すけど、次またやったら怒るからね。
「わかりました〜」
しょんぼり、と肩を落として、ハルは並中を後にした。
「綱吉、あれは何?」
何で見逃してるのさ。
「一回目は見逃さないと。ね?」
よく仏の顔も三度までって言うし、最初は見逃そうよ。
「それにオレ、女の子をそんな簡単に殴るのってどうかと思うし」
特にハルの場合、傷物にした責任を取って下さいとか言いかねないよね?
「…………それなら、いい」
そういう事情なら、見逃したことも許す。
「うん。じゃ、お茶にしようか」
「うん」
それから二人は休憩に戻った。
その頃。
「でも、ハルは負けません!」
ツナさんと付き合うまでは!
校門前で握りこぶしを天に向けていた。
ファイティングガール
DOGOD69
ちょっとハルの空回りを書いてみたかったのですv
うん、可愛いんじゃない?(笑)
2008/7/24 更新
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