授業の合間のとある休み時間。
暇だったので窓から外を見ていれば、雲雀の粛清の最中らしき戦闘場面が見えた。
どうでも良かったが、暇だったので見ていれば、トンファーを振り下ろす腕にキラリと光る物。
あれは何だ? と視線を向けた。
「……時計?」
今まで一度として着けているのを見たことが無かったその物体に呟いてしまう。
黒一色を身に纏う雲雀の腕のそのベルトは白。
黒い腕時計であれば、ここまで気にならなかっただろう。
違和感が少ないだろうから。
でも白。
それも、どこか見覚えのある……
「……? 獄寺君?」
「あっ、す、すみません! 10代目!!」
10代目の呼びかけに気付かなかった不覚に慌てる。
「別にいいけど、どうしたの?」
「いえ、何でも……」
10代目はそれならいいけど、次移動教室だよ? と言いながら教科書等を手に立ち上がる。
「!」
立ち上がり、教科書を持つ腕の制服から見える腕時計。
あぁ、そうか。
見覚えがある気がしたのは、10代目が黒いベルトの腕時計をし始めたのと同時期だったから、か。
どこか似たその二人の腕にある腕時計に軽く戸惑いながら、移動のために立ち上がる。
(……いや、たまたまだろ)
心の何処かが告げる不安を見ない振りをして10代目に笑いかけた。
ひばたん後の話ですね。
初めてだと思う、獄寺視点。
唐突に浮かんだんだよね、通勤中。
携帯で打ち込んだ物を直したので、短めでした。
2009/5/19 作成
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