ズガンッ!

「朝から銃声かよ。日曜くらい寝かせろよ」

 呟きながら起き上がると、泥棒が綱吉に向かい倒れこんできた。

「ひいいいいいい!! 死んでるぅ〜!!」

 驚いて仰け反っていれば、リボーンに殺したのは綱吉だと言われた。
 しかも、手に銃を持っている……


 パニックになっている間に、ハルが来て、獄寺と山本が来て、シャマルが来た。

「オレがふざけてる間に仏さんになっちまったのかもなー。仏さんにゃ用がねーや」

 じゃっ、とシャマルは帰ってしまった。

「あ〜〜、やっぱりダメだ〜〜!!」

 ブタ箱!? ブタ箱行き!!? あぁぁぁぁ、と頭を抱えてしまう。
 ……そんな状態になっているってことは、キョウちゃんに連絡しないと。
 流石に刑務所に行ったりするなら連絡しないと……
 ゴソゴソと枕元に置いてあった携帯を手に取る。

「こんな時のために、もう一人呼んどいたぞ」

 リボーンの言葉にそっちを見ると、窓の外からトンットンッと門柱を踏み台に昇ってきている音がして、窓から恭弥が顔を出した。


「きょ……雲雀さん!?」

 え? まだ連絡してないよ?

「やあ」

 挨拶は綱吉にだけ向けて言っている。


「ヒバリー!!」
「今日は君たちと遊ぶために来たわけじゃないんだ。赤ん坊に貸しを作りにきたんだ」

 そんなことなくても来てたような気もするが……

「待ってたぞ、ヒバリ」
「あぁ、そうそう。君も、一つ貸しね」
「えぇぇ!?」

 綱吉が指差されて驚きの声を上げる。
 指を指されていたことに、獄寺が声を上げているが、誰一人として反応を返していない。

「ふーん、やるじゃないか。心臓を一発だ」

 死体を足蹴にして確認した恭弥がそう言うのに、青褪める綱吉。

「うん、この死体は僕が処理してもいいよ」
「はあ〜〜〜!!? 何言っての〜〜!!?」

(きょ、キョウちゃん、何言ってるかわかってる?)

 言葉にはしていないが、しっかりと伝わったようだ。
 わかってるよ、とばかりに一つ頷いている。

「死体を見つからないように消して、殺し自体を無かったことにしてくれるんだぞ」
「いろんな意味でマズいよそれは!!」
「じゃああとで。風紀委員の人間よこすよ」
「委員会で殺しもみ消してんの〜〜!!?」

(ちょっと待て! 風紀委員にそんなことができるとは一言も聞いていない!)

 一応、応接室に何度となく行っている身だ。
 その関係で、草壁からも一般人な綱吉が恭弥と色々な関係があり、仲が良いことも何度目かに理解されている。
 現在では、世間話みたいなことをする程度の仲にはなっているのだ。
 そんな殺しのもみ消しなんていうような仕事まで可能ならば、一度くらいは耳にしたことがあるはずだ。

「またね」
「いや! ちょっ! あの!!」
「10代目!! どいてください!!」

 後ろでダイナマイトに火を点けている獄寺がいる。

「あいつだけはやり返さねーと気がすまねぇ!!」
「ダメだって! 言ったよね!!」

 綱吉がダイナマイトの火を消し、獄寺を止める。
 しかし、何本かが下へと飛んでいく。

「そう死に急ぐなよ」

 面倒だったのだろう。火を消すだけも可能だったのに、ただ跳ね返した。
 そのために、火が点いたダイナマイトが部屋へと戻ってきた。

「ゲ」

 ドガァン!
 部屋が壊れ、全員が爆発にやられた。


「大丈夫すか? 10代目!?」
「う……うん」

 とりあえず、恭弥が怪我しなくて良かったと思ったのか、綱吉は普通だ。

「大変です! 死体が無くなってますー!!!」

 ハルが悲鳴を上げて、殺され屋モレッティの技を見てもらいたいがためのお芝居だったと説明され、安心するのだった。



* * * * *


「そうそう、獄寺くん」
「何すか、10代目!」

 綱吉から声をかけられて、嬉しそうに笑顔を浮かべている。

「獄寺くん、オレは確か雲雀さんに攻撃するな、って言ったよね?」

 それだけは言っておかなければ、と口にする。
 多少黒い物が見えるような気がするのは気のせいか……

「今度また同じことやったら、いくらオレでも怒るからね」

 そう念を押すのだった。



* * * * *


「キョウちゃん!」
「綱吉? どうしたの?」
「今日の朝の出来事のことで……」
「あぁ、赤ん坊に頼まれた演技の話?」
「やっぱり演技だったんだ……」

 良かった、風紀委員が殺しのもみ消しやってるなんていう事実が無くて……とホッとする。

「うん、演技をすることが取引だったからね」
「そうなんだ〜」
「あ、そうだ。爆発に巻き込まれてたけど、怪我は無い?」
「あぁ、獄寺くんのダイナマイト? 大丈夫大丈夫」
「それならいいんだけど……あの時深く考えずに跳ね返しちゃったけど、あそこに綱吉居たんだったよね」

 ごめんね。

「大したこと無かったし、気にしなくて大丈夫だって」
「うん、それでもごめんね。……珍しく家に来たんだし、ゆっくりしてってよ」

 今、お茶でも淹れるから。
 そう言って、恭弥は紅茶を淹れに台所へと向かった。




いや、ちょっと書いてみたかっただけ。
知らぬ場所で草壁さんと友情を築いている綱吉、とか(笑)
キョウちゃんがはちゃめちゃなこと言ったりやったりした直後とかに、
「いつもキョウちゃんがご迷惑おかけしてます……」
「いえ、好きで委員長に付き従っていますから」
「……草壁さん。キョウちゃんのこと、これからもよろしくお願いしますね」
みたいな会話とか交わしてればいいよ!

とりあえず、妄想著しいから自重しましょう(笑)

2007/12/21 作成
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