カチャリ。
 そんな音が後ろの窓からして慌てて振り返る。

「キョウちゃん!?」
「こんにちは」
「綱吉、お花見、しよ?」
「花見?」

 突然のその言葉に一瞬首を傾げ、それから、出かけるために立ち上がった。
 窓から飛び降りる恭弥を追いかけ、同じく窓から飛び降りる。

「どこに行くの?」
「家」

 自分の家への塀を乗り越え、そのまま庭へと向かう。
 どういうことだろう? と見つめていると、庭の隅に一本の桜の木が立っていた。

「そういえば、キョウちゃんの家に桜の木があったんだったね……」
「正しくはさくらんぼの木なんだけどね」

 そう苦笑している恭弥が木の幹に寄りかかるように座る。
 その横に座りながら、頷く。

「これなら二人きりで邪魔されることも無いよね」
「そうだね」

 幹に並んで座り、木を見上げる。
 ハラハラと舞い落ちる花びら。
 二人きりの時間が嬉しくなり、綱吉は恭弥に口付けを落とす。
 そのお返しとばかりに、恭弥も綱吉に口付ける。

 数度、そんなことを繰り返し、再び木を見上げる。

 花びらが恭弥の髪の毛にひっかかり、綱吉がそれを取り除く。
 同じく、綱吉の髪の毛にひっかかり、恭弥が取り去る。
 そんな動きがたまにあるだけの、二人きりの時間を過ごすのだった。




リクエスト通りにならなくてごめんなさい。
出来上がりも遅くて・・・(汗)
あづねぇと相互して貰えて嬉しいです!
相互お礼にならないかもしれませんが、捧げます。

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