ピンポーン、と玄関からドアチャイムが聞こえる。
 母さんがそれに対応している音がしたから、自分には関係無いと無視していたら、部屋のドアが突然開いた。

「ツナ!」
「うぇ!? キョ、キョウちゃん?」

 手に持っていた飲み物を少し零してしまい、慌てる。

「何やってるの、ツナ」
「いや、だって…」

 突然に来ると思わない所から現れれば驚くだろう。
 いつもなら窓から来るのに、ドアからであるし、いつもならちゃんと連絡をくれるのに。

「で? どうしたの?」

 着物なんか着て。
 黒い着物を着た彼女がドアから現れたことに驚いた。

「ちょっと、茶会に行くことになったんだけど、一緒に行かない?」
「いいけど、このままでいいの?」
「大丈夫、行こ」

 腕を掴まれ、財布と携帯程度をポケットに入れ立ち上がる。

「着物だから今日は玄関から来たの?」
「うん、そうだよ」

 お茶会に呼ばれたんだから着物じゃないといけなかったからね。

「それ、オレが行ってもいいもの?」
「いいんだよ、僕が言っているんだから大丈夫」

 だから、気にせずに行くよ。
 キョウちゃんが前に習っていた流派の茶道のお茶会へと一緒に向かったら、何度も一緒に行ったことがあったから歓迎された。
 みんな着物の中、洋服でいるのは目立つなぁ、と思いながら、お茶会に参加した。




一周年おめでとうございましたー!
あと、三万打もおめでとう!

2009/5/31 作成

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