「MM、お疲れ様でした」

 黒曜センターから少し離れたとある部屋の中。
 そこで骸はMMにそう言った。

「骸ちゃんのミッション失敗しちゃったわね……」
「これなら成功に数えてもいいかと思いますが……」

 今回の首尾を考えれば、骸にとっては最終的には成功だった。

「後で口座に振り込んでおきますよ」
「流石、骸ちゃん! また何かあったら連絡してね!」
「えぇ、それでは、また」
「じゃあ、私は逃げるから」

 MMは笑顔で骸から離れて消えていった。




「さて……貴方たちは僕の要請に従って集まってくれたはずですよね?」

 冷たい微笑みを浮かべて骸はバーズと双子に向かって話しかけている。

「む、骸……さん…………」
「僕は彼らを殺すのではなく、足止めをするように、そう頼んだはずですが?」
「…………」
「それを、マフィアに関係の無い一般人に手を出そうとして……?」

 京子とハルに手を出そうとした双子を見る。

「くれぐれも大怪我させないように、と言っていたツナ君を殺そうとし……?」

 綱吉に致死量の毒を塗りこめたナイフで刺すように言ったバーズを見る。



「……僕の言った言葉を全く聞いていなかったんですね、貴方たちは」

 額に青筋が浮かんでいる。

「骸さま、そろそろ追っ手が近付いてきているようなのですが……」
「えぇ、分かっています。貴方たちをここまで回収してきたのは、しっかりと反省してもらおうと思いまして……」

 笑顔で右手の親指を下に向け……

「巡ってきなさい」

 むしろ、それは地獄へ落ちろ、じゃないでしょうか?


 ・
 ・
 ・

「「「ギャ―――!!」」」

 バーズの悲鳴と、双子の無言の悲鳴に部屋は包まれた。




 バーズと双子への制裁を終えた骸は千種と犬を振り返った。

「それでは、逃げましょうか」
「はい」
「急ぐびょん」

 骸は千種と犬を連れて、闇の中へと消えていった――





いや、うん。
やっぱり勝手なことしたら、ね?
骸が怒ったということで。

2008/1/20 作成


・・・にしても、日付がありえない件。

2009/2/26 更新
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