「あぁぁぁぁ!!」
 暴走した死ぬ気の炎が部屋を炙る。
「ダメツナ! 落ち着け!」
 居合わせたリボーンが声を上げる。
 死ぬ気弾を使ったわけでも何でもない。
 ただリボーンからの説教の最中くらいの、そんな時間の最中に起きた事態に、呆然としてしまう。
 なんでこんな事態に?
 そう悩むより先に収まらせないと、綱吉が衰弱しかねない、とリボーンは焦った。

 ガラッ!
 手をこまねいていると、窓が開いた。
 二階にある綱吉の部屋に窓から侵入するのはだいたい恭弥なことが多い。
 今回もいつも通り窓から入室してきたのは恭弥だった。
「!? 赤ん坊、何をしたの!?」
 なんでこんな状態に?
 綱吉の部屋からオレンジ色の炎が揺らめくのが見えたから、と急いで来たという恭弥に、リボーンはわからないと首を振る。
「綱吉……つなよし?」
 聞こえてないのだろうか? と声をかけるが、綱吉の瞳は瞳孔が見えず、自失状態である。
 綱吉の頬に手をかけ、恭弥はもう一度呼んだ。
「ツナ」
 その呼びかけをしているのは始めて聞いた、とリボーンが少し驚きを表情に載せる。
 呼んでも綱吉だったりフルネームだったはずなのに。
「――ぇ、ぁ……キョ…ちゃ……?」
 反応を返した直後に力尽きたのか、ふらりと恭弥の方へとそのまま倒れこんできた。
 危うげなく支えた恭弥は、後ろのベッドへとそのまま寝かせようと移動した。


「――で、一体何があってあぁなったの?」
 ベッドへと横にさせた後、そのベッドの端に腰掛けリボーンへと尋ねる。
「特に何もしていない。しいて言えば、それだ」
 炙られはしたものの、燃えはしなかったそれを指差せば、その固そうな触り心地と中の物に何なのかを理解する。
「見合い写真、かい?」
「そうだな」
「まだ結婚できない年齢だよ」
 まだ早いのは分かりきっている。
 むしろ婚約を前提に女性との係わり合いを経験させてみたかったのが実際の所だ。
「させないよ」
「そいつには絶対血を残してもらいたいからな……」
 いくら恋人だからといって邪魔をしないでくれ。
「邪魔をするに決まってるでしょ」
 それこそ恋人の権利だ、と恭弥は笑い、リボーンはしばし恭弥と睨み合った。
「まぁ、今回はツナの拒否が激しいし話は断っておく」
 だが、いずれは覚悟しろよ、とリボーンは溜息を吐きながら恭弥が手にしていた写真を持って去っていった。

「そんなの許可できるわけ無いでしょ」
 当たり前だよね、と意識を失った綱吉の頬に唇を落とした。





ちょっとツナ様が怒るってどんなんだろう、とか考えてたら、風呂の中で化学反応起こしてこうなった。
悪気は無い。
むしろ痛そうすぎて、キョウちゃんにごめんなさい(涙)ってした。

2009/10/1 作成
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