「キョウちゃ〜ん! 助けて〜!」
バタバタと足音を立てて応接室へと駆け込んでくる綱吉。
いつものことだけど、大したことじゃなくても助けてって言うよね、綱吉ってば。
「何? どうしたの?」
それでも、僕にできることなら何でもしようと思うから、真剣に言う。
「階段転げ落ちた」
言ってから顔を上げている最中の綱吉の答えに驚いて音を立てて立ち上がった。
「ツ、ツナ!?」
引っ掛けたらしく、血が出ている腕に慌てて横へと移動した。
「ツナ、座る!」
「は〜い」
助けて、と言って入ってきたのだから、手当てを恭弥にやってもらいたくて応接室へと来たのだから、と大人しく座る。
「どうして階段から落ちたの?」
「誰かに足を引っ掛けられたのかなぁ? 躓いて」
「なっ!!」
何処の誰が犯人!?
怪我の手当てを終わらせて出した救急箱をテーブルに置くと立ち上がった。
誰かが綱吉にわざと怪我をさせたのなら、咬み殺してこないと……
「キョウちゃん、大したことなかったから、大丈夫だって」
そう言いながら、応接室を飛び出して行かないように、と手を引く。
自分の身体の体勢が崩れてソファへと戻ってしまう。
「腕、怪我したのに、大したことないって……そんなことない」
大したこと、あるに決まってるじゃない。
綱吉を傷つけたんだよ?
「自分で躓いただけかもしれないんだから、もういいよ」
そう言って、席を立たないように引いた腕をそのまま引き、抱き締められる。
「つっ…」
「手当てしてくれてありがとう」
そう言って、ぎゅっと抱き締められた。
とりあえず、綱吉を傷つけたかもしれない相手は後で調べさせるとして、今は綱吉と二人の時間を過ごそう、そう決めた。
誕生日に押し付けたブツ。
なんで今更見つかったのか不明←
確か書いたのは十月・・・・・
2009/3/1 更新
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