会うたびに咬み殺されていて、気付いた。
咬み殺されるのにも体力が必要である、と。
なんで咬み殺されること前提で体力をつけないといけないのかよくわからないが、これは鍛えるしかない、と覚悟を決めた。
朝六時。
普段より一時間以上早く起きて、ランニング。
早朝ランニングに行くのが一番体力を付けられる気がしたのだ。
走る。
走る。
長距離走ることも、早く走ることもせずに、ゆっくりと町内を走る。
並盛町は平和だなぁ・・・安心して早朝に走れるもんな!
流石ヒバリさんだ。
朝、頑張りすぎたのか、授業中に眠気を感じたりして先生に怒られたが、何事も無く一日を終えた。
翌朝も走るために早めに就寝した。
朝六時。
疲れが取れていないのか、起きる時に少し辛かった。
そして、昨日と同じく、走る。
昨日とは少し道を変えて走れば、沢田家の前を通った。
ここか、綱吉様のお宅は!
明日からはこの近くは走らないようにしよう。
喧騒に包まれている早朝の沢田家から急いで離れていった。
授業中に眠くなることは無かったが、家に帰るとバタンキュー。
睡眠が足りないのか、早々と寝て、翌朝に備えた。
翌朝六時。
問題なく起きれた。
なので、そのままランニングへと出発した。
走っていると、カタナが眼の前を走っていった。
早朝からお疲れ様です、ヒバリさん。
綱吉様が後ろに乗っていた気がしたのは気のせいですか? 気のせいですよね。
授業中の眠気に耐えて、家に帰って宿題をやって、何とか眠ったが、翌朝六時の目覚まし時計では起きられなかった。
これこそまさに三日坊主。
起きれなかったので、ランニングを続けるのは諦めることにした。
ちょうどラジオからラジオ体操が始まっていたので、今日からはラジオ体操を頑張ることにする。
ラジオ体操を毎日続けるのは、問題なく続けられた。
これくらいの庶民的な運動がオレには合っているのだろう。
六時からランニングよりは六時半からのラジオ体操の方が楽だしな!
もし起きれなかったら、テープとかそういう姑息な手段も使って何とかずっと続けていた。
夏休み。
公園でラジオ体操をやっていた。
なんで公園にわざわざ来ているか、と言えば、その方が張り合いがあるからだな!
毎日一緒に体操しているおじさん方と仲良くなったし、これはこれでいいことだろう。
そんなある日。
何故か風紀委員たちが公園に居た。
なんで風紀委員たちがいるわけ!?
朝一からラジオ体操なんて似合わないぜ、風紀委員!!
そして、風紀委員だけかと思えば、ヒバリさんの姿。
あぁぁ、なんでこんな日課の最中にヒバリさんが出没するんだ。
本当にオレ、何かに呪われていないか?
黄昏れていれば、綱吉様まで現れていた。
ヒバリさんと会話している綱吉様を見ていて思った。
仲、いいんですか? 綱吉様・・・
確か、風紀委員と仲が良いという話は聞いたことが・・・・・
風紀委員に頭を下げられていた、だっけ?
・・・あれ? それって仲が良いの対象はヒバリさんじゃないだろうか?
だから、この前の廊下で咬み殺されたんだろうか?
キラリ、と光る瞳。
その瞳が一直線に貫くオレの姿。
なんか、やっぱりオレ、ターゲット指定されていませんか?
本当に嫌になる。
体力が多少ついていたからか、回復も早かったり、色々良かったので、これからもラジオ体操は続けようと思う。
・・・・・公園には二度と行かないけどな!
夏休み前と同じ、自宅でのラジオ体操に切り替えるのだった。
名付け親のせいちゃんに何する? と聞いてみた。
そうしたら、相方から答えが返ってきました。
2009/5/28 作成
おまけの太郎の些細なる不幸。
「アンタ、前髪眼にささってるじゃない。切ってあげるから、座りなさい」
「は? 母さん、やめっっ…」
じゃきっっ
「………母さん(涙)」
逃げたせいか、何が悪かったのか……パッツリとしか言えない髪型にされたのでした。
運わるっ!!
パッツリだった時期があるようです、太郎。
頑張れ、太郎!
あ、ちなみに、パッツリになったのは、相方にどんなのなんだろうねぇと言いながら絵に描いて貰ったらパッツリだったんですよ。
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