「キョウちゃん、どうしたの?」
ヒョコッと部屋の中を見た。
「――って熱!? 風邪引いたの?」
あたふたと恭弥が寝ているベッドに近付き、額に手を伸ばす。
「大丈夫、ただの微熱だから」
「起き上がらない! 悪化したらどうするの?」
何とも無いと身体を起こす恭弥を抑え、横になったままにさせる。
「朝ご飯は食べた?」
「まだ…」
「じゃ、薬もまだだね。食欲はある?」
その問いには首を振ることで答える。
「お粥作るから、ちゃんと寝ていてね!」
バタバタと勝手知ったる台所に降り、お粥を作る。
「薬…常備してないんじゃないかな?」
隣へ急いで行き、市販の薬を手に戻る。
出来上がったお粥と水、薬を持って部屋に戻った。
「キョウちゃんお待たせ!」
「ありがと、ツナ」
差し出すスプーンを口にする。
綱吉が掬って恭弥の口に運ぶ。
そんなことを数分繰り返しただろうか。
「もうお腹いっぱい…」
折角、綱吉が作ってくれたのに、と恭弥は悔しそうだ。
「はい、薬」
「うちに薬あった?」
「わからないから隣行って持ってきたよ」
「そうなんだ、ありがとう」
錠剤を飲み込み、コップを置いた。
それらを布団から遠ざけた綱吉は恭弥を見た。
「髪の毛乾かさないで寝た? 薄着でもしてた?」
「多分、書類ずっとやってたから」
「寝不足?」
「うん……」
薬が効いてきたのか、あくびをする。
「ゆっくり寝なよ、おやすみ」
唇を一瞬合わせて立ち上がる。
「風邪…うつるよ?」
「いいよ、キョウちゃんからうつされるなら」
そう言って綱吉は笑った。
誕生日おめでとうございます、ゆきねぇ。
ゆきねぇにとってよい一年の始まりになりますように。
甘い、キス、とかそんなリクで何故風邪引きネタになったのかは私の脳内が分かりません。
あぁぁ、甘さが足りない気がするよー!
2008/7/20 更新
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