ナツの話ではあるが、没ネタです。
没ネタ理由は、●で現代にリンクされている夢主「唯」がいる設定だからです。
まぁ、四人目の生まれ変わり者がいたら・・・なだけのネタです(笑)





「キョウちゃん!」
「あ、ナツ……」

 校舎裏で恭弥を見かけた奈津美が声をかけて笑って近付いた。
 それに対してふわりとした淡い笑みを浮かべて迎えた彼を見て、その前に立っていた少女が一瞬眼を見開く。

「えっと……あれ?」

 困ったなぁとでも言いたげに首を傾け、それから眉根を寄せたまま困った笑みを浮かべて二人に声をかけた。

「ま、まま、まさか……恭さんとツナ君、ですか?」

 へにゃり、と泣きそうな程に歪めた表情に、二人は顔に驚きの色を乗せる。

「唯?」

 それって、つまり……

「唯さん、記憶あるの!?」
「それこそ二人とも私の知ってる恭さんとツナ君なの!?」

 驚きの表情を三人ともして、どういう運命の悪戯だ、と遠い眼をした。


「あぁ、だからか」

 あんなに恭さんが大人みたいなことをずっと言ってたのは。
 トリップなどという普通ならば経験しないようなことを経験した身ではあったが、人生の終わりは平凡なものだった。
 あまり苦しまず、無茶をしていたにも関わらずそれとは関係無い部分で生を終えることとなり、恭弥に見取られて唯は死んだ。
 そして、その意識が浮上することなど二度とありえないと思ったのに、苦しみに叫んだら産道を超えるためだったらしく産声を上げていた。
 そして得た新たな生。
 神様のミスだか何だか知らないが、私は記憶など無くて良かったのだが……
 そして一年程経った時には並盛町の住人であることを知り、並盛幼稚園へと通えば、一つ上に暴れ回る恭弥がいると話が聞こえてきた。
 原作時間ですか!
 ってか、恭弥さんを確認しに行ったら、どっからどう見ても男の子でした。
 え? なんでわかったんだ? って……プール実習ですよ、プール。
 何で平然と全裸にさせるかなぁ……あはは。
 苦笑とか苦笑いとか、そんな単語しか出てきませんでしたよ……
 でも、あまりに近付くのはどうかと思ったけれど、それでも仕えたい相手ではあることは変わらないので、風紀委員たちのように近付いてみた。
 ヒバリさんと呼び、彼ら風紀委員たちとは違い書類整理等にも使える唯。
 そして、前世の記憶があれば、恭弥の精神年齢から遠くかけ離れた子供の対応をせずに済む。
 そんな煩わしく感じない唯の存在は、使い勝手の良い部下として重宝して頂けているのだと思っていた。
 真実は、前世でも使えたことと、親友だったことが重なって、傍に置いてくれてた、ってことだったようだ……


「それじゃ、もう気にせずに近付こうっと」
「何? 近付かないようにしてたの?」
「ほら、ヒバリさんって呼んで距離を置いてたでしょ?」

 前の時の記憶とダブらせて変なことを言うと嫌われたりしたら嫌だなぁと思って。

「でも、その記憶もあるなら、大して問題は無いかな、って」
「それもそうだね」

 恭弥は微笑んで頷いてくれた。

「これからもよろしくお願いしますね、恭さん! ツナ君!!」

 唯は全開の笑みを浮かべて笑った。





ちょっとふと浮かんだネタ。
あまりに本編に入れるつもりが全く無かったので、没ネタだなぁ・・・・・あぁ、没=拍手じゃん、と気付いたため。
私の没ネタは拍手お礼文だったんですよね、そういえば。
最近スレツナ連載しすぎてて忘れてました。
ってことで、ナツ様話に夢主である唯がいたら・・・でした!

今読み返したら、書き忘れを思い出しました。
普通の本編でリボのマンガのこと話してたっていう設定なので、ここの彼らはその話を知っていますよ。
10年後編終わったくらいに話したっていう設定が・・・(そこまで進んだら唯が話の続きを知らないから)

んでもって、おまけ。




「ツナ君!」

 後ろからかけられた声に綱吉は振り返った。
 そんな声をかけられるような相手の声と全く被らない響きの音に、誰!? と焦って。
 その声と同時に肩にかけられたポンッという手に、奈津美は振り返った。

「唯さん、その呼び方はややこしいことになると思うよ?」

 ほら、ツーが困惑してるでしょ、と綱吉を示す。

「あぁ、ごめんね、沢田綱吉君」

 でも、私にとったらツナ君なんだよ!

「でも、ツーがツナ君って呼ばれたりしてるし、ね」

 別の呼び方しようよ。
 そう奈津美に言われて唯は少し首を捻る。

「じゃあ……ナツ様」
「なんで『様』!?」
「だって、ツナ君以外だったらねぇ……」

 本当は前の時も様にしようか悩んだんだよ?

「でも、どこまで行っても友達だったんだもの」

 様付けなんて寂しいでしょ?

「でも、ね。ツナ君以外の呼び方をするなら様しか無いよね!」
「…………嫌だけど、好きにして……」

 諦めたように奈津美は溜息を吐いた。

「ってことだから、ナツ様のお友達だからこれから多少は関わること増えるかもだから、よろしくね!」

 綱吉君!
 そう唯は笑って綱吉に言い切った。





ま、これしかネタが無いので多分ナツで唯はもうやらないです。

2009/10/25 作成
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