「ハルはツナさんに惚れたもようです」
頬を染めてハルは命を助けてくれた綱吉に言った。
「今はツナさんにギュっとしてもらいたい気分です」
お願いします、と綱吉を追い掛け回すハルがいた。
「――で? あれは何だったの?」
「ツナさんに近付くためですけど……ぁ! でも、あれは本当ですよ」
アルコバレーノって言っても肉体は赤ん坊ですからねぇ。
「あのふにふにほっぺに触ってみたかったんですよね」
「ハル、私と対立するつもりかしら…?」
「いいえぇ。私は誰にも恋愛感情持っていませんよ」
触ってみたかっただけだ、とハルはビアンキに釈明する。
「それならいいけれど……」
「それより、綱吉に近付きすぎだよ」
「あはは、だから私に恋愛感情は無いですって」
ツナさんには尊敬しか持っていませんって。
「取りませんから、恭弥さんはツナさんとくっついていればいいですよ」
「ハル!!!」
「照れなくていいのにねぇ」
「ねぇ」
ハルの言葉に声を上げる綱吉に、ハルとビアンキが笑って言った。
いや、私が書いてて楽しいというだけの理由でヒバツナ要素は足します。
足さなくてもいいんじゃないか、っていう問題はあるも、これは足しておかないと・・・(笑)
「入部しろ、沢田!!」
「いやだ!!!」
極限に通常から死ぬ気状態の了平からの勧誘を拒否し、逆勧誘するリボーンに叫ぶというオチを迎えた。
「了平さん、大丈夫ですか?」
その頭の怪我……
「うむ、これくらいはすぐに治る」
「それならいいんですけど、死ぬ気になって大丈夫だったのかなぁと……」
「あぁ、少し引き摺られたな」
演技の部分に精神が引き摺られる感じがした、と答える了平に花が手を伸ばす。
「何か悪影響とか無いの?」
大丈夫なの? と心配そうにする花を安心させるように黙って抱き締めている。
「――あの様子なら大丈夫だろうね」
「ですよね」
仲良きことは美しき哉、という格言を思い出して綱吉は恭弥に苦笑を返した。
とりあえず、花と了平はラブラブ推奨。
それから、花と了平の向かい合わせで、綱吉と恭弥もくっついてソファに座っている。
そりゃもう、ベッタリと。
ドクロ病にかかった綱吉がダメっぷりを晒していた。
女の子と話したことが二ヶ月前まで無かったなどと書かれていることに同情をしたシャマルによって綱吉の不治の病は治療された。
「最後は助けてくれると知ってたけどさ、もったいぶりすぎだよ、シャマル」
「いいじゃねぇか、これくらい」
にしても、ドクロ病の文字、どういうこった?
「女の子と話したことが無いって、ハルちゃんや花ちゃんはどうなんだ?」
「あぁ、二人は女の子っていう分類じゃなくて仲間だから」
男も女も関係なく、ただ仲間という別枠なんだ、と綱吉が告げれば、あぁそういうことか、と納得した。
「シャマル、白衣をこんな丸めて置いておくな!」
「おぉ、隼人。サンキュ」
だらしなく脱ぎ捨てた白衣を畳んでしまう隼人にシャマルは軽く礼を言っている。
「医療用具の扱いも同じ状態なんじゃねぇだろうな?」
オレに色々教え込んだのも、片付けをさせるためだとか言わないよな……?
「あぁ、やっぱり……」
棚の中を見て一瞬顔を顰めた隼人が片づけを始める。
「…………シャマル、程々にね」
「了解、ボス」
たしなめるような綱吉の視線に両手を上げてシャマルは言った。
ここの師弟、結構好きだ。
いや、シャマ獄とかじゃないからね!!
シャマルは主治医な立場ということで。
アジトを作るぞ、などと言うリボーンの無茶振りから、応接室に乗り込んだ綱吉と獄寺と山本は、雲雀に咬み殺された。
「あ〜……恭弥、機嫌直して?」
ね? と言いながら綱吉は恭弥に背中から抱き着いている。
「赤ん坊は何がしたかったの……」
むすっとしたままの恭弥に、綱吉は困っている。
「顔合わせって言ってたよ」
「ふぅん……」
まだ機嫌が直ってはいないものの、綱吉をぎゅぅっと抱き締めて少し落ち着いたようだ。
「本気で戦えるわけじゃないから、つまらない」
綱吉とまで言わないから、隼人か武と全力で戦いたいなぁ……
「恭弥、怪我したら困るから止めてね」
どっちが怪我をしても困るし、恭弥が怪我をしたら嫌だ。
「お前ら、何でわざわざ保健室来てやるんだー……」
「「だって、今日応接室に侵入だったから絶対監視あるから」」
だから人目の無い場所にした、と綱吉と恭弥はシャマルに無表情に告げた。
避難場所は保健室。
そして、確実に私物化してるに違いない……
香港からのヒットマンが綱吉を暗殺しようとしている!!
そんな犯人はド近眼のイーピンで、暗殺対象は綱吉ではなかった。
まだまだ修行不足だと、修行のために沢田家にお世話になることになった。
「いらっしゃ〜い、イーピンちゃん」
「こんにちはです、ハルさん」
ペコリ、と頭を下げるのはイーピン。
「イーピン、これあげる」
「ありがと、ランボ」
そして、ランボとイーピンは仲良しである。
自分の好きなお菓子を分け合えるくらいの。
「これ、お土産です」
ランボは一緒に食べようね! とイーピンとランボが笑い合っていた。
「ありがとな、イーピン」
「了平さん、花さんにもよろしくです」
「おぅ」
了平は貰った菓子折りを手に去っていく。
「イーピン、オレもこれ貰って行くね」
「恭弥さんにもよろしく伝えてくださいね」
「わかってるよ、今度一緒に行こう」
綱吉も恭弥の所に菓子折りを持って出て行く。
「仲良しだよね」
「だよね」
あぁいう風になれたらいいな、とイーピンとランボは楽しそうに見送った。
日本語が話せないのは設定なだけで、本来は苦手ながらも話せます。
「ボンゴレは愉快です」ってシリーズ名付けました、一つ一つが短くてすみません……
一つに入りきらなかったため、五つずつ分割です。
読みにくくてごめんなさい。
2010/1/31 作成
おまけが浮かびませんでした。
「何で僕の出番が無いんですか!」
「そんなのストーリーの順番にやってるからだろ」
「駆け足に進みすぎだよね、この話」
「だって『ボンゴレは今日も愉快です』の布石だけらしいからね」
「布石!?今日もって何ですか!?」
「バラシ後のネタらしいよ。へぇ、でも、今回の拍手にも骸いないよね」
「あぁ、そこまで行けなかったらしいよ」
「僕としてはディーノがあんなに出てるのに!と文句が言いたいですよ」
「作者がミスった彼ね。最初にバラシ後にバラす対象にしてたのに忘れてたっていう……」
「作者……」
「まさか、それで進まなくなってた、とかでしょうか?」
「当たり!」
「なーんーでーでーすーかー!!」
「いいじゃん、凪と二人で仲良く過ごせるでしょ」
「それはそうなんですけどね……」
「(そんなネタバレここで言っていいのか……)」
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