沢田家の前を黒服の男たちがわらわらと居て、ご近所から白い眼で見られた。
暴力団に殴り込みをかけた彼らは、あっさり倒して帰ってきたのだった。
「よぉ、恭弥」
「こんにちは、ディーノ」
「あぁ、ツナ。悪かったな、こないだは」
「別にいいけどね、まだ続けていたんだね、究極のボス体質の演技」
「今更だろ、あぁだからこそのファミリーの団結だからな…」
「ディーノのファミリーだからオレはこれ以上口挟まないけど」
「あぁ、悪ぃな」
「綱吉様、ディーノの体質治したのは綱吉様と聞きましたけど、何をしたんですか?」
「あ、オレも知りてぇ」
気になっていたんだよな、と隼人と武が手を挙げて口を挟んだ。
「…………知りたい?」
ニィ〜ッと吊り上げられる唇。
武は瞳を揺らしてビクッ、と身体が揺れてしまう。
「いやぁ……あははは………」
どこか遠い目をしたディーノが空笑いだけを延々と繰り返す。
「……知らない方がいいと思うよ?」
普段人の心配をしない恭弥が助言するかのように言うに至って、隼人も武も首を振った。
何をした!?綱吉様!!
一応言えば、ディーノの師匠みたいのがツナ、みたいな。
ピクニックだと思って出かけた先で修行になり、ムチを渡されてエンツィオと戦ったが足を骨折し綱吉は入院となった。
見舞いに来る人たちの起こす騒ぎで最終的には地下のよく分からない部屋に入れられた。
「恭弥ぁ、酷い……」
「ちゃんと迎えに来たでしょ、文句言わないでよ」
「だったら咬み殺さないでよ……」
「かなり手加減したんだからいいでしょう」
「そうは言うけどさぁ……」
「そんなことより、ここから出よう? 僕の部屋でいいよね」
「うん、それでいいけどね。流石にこんな変な部屋で眠るのは怖いよね」
「これよりもっと怖い状況でも平然としているくせに?」
「いやいや、それとはまた違うでしょ」
「……でも、今日はお疲れ様」
色々と大変だったよなぁと全てを聞いた恭弥に綱吉は慰められた。
何を書いて何を書かないか選んでるのが面倒になって、ふと読み返してたら浮かんだので。
多分、部屋に戻れるだろうなぁ、と。
ランキング星と交信して何でもランキングするフゥ太がマフィアから追われているから助けて欲しいと来た。
ランキングを覆した綱吉の側にこれからもずっといたい、と子犬のような瞳で訴えるのだった。
「ツナ兄、調べたらますます順位上がってたよ、凄いね!!」
「あぁ、あの時口にしてたのやっぱり全部嘘だったんだ?」
「違う、あれはツナ兄が演技している『ダメツナ』の順位。わざわざ別に順位付けできたことに驚いたよ!」
こんな場所でも僕の予想を上回ってくれるからツナ兄大好き! とフゥ太が抱き付く。
「はいはい、ありがとう」
「ツナ兄、ランキングが必要だったら言ってね、何でも調べるから」
「ありがとう、助かるよ」
「みんなの愛している人のランキングも何もかも変わりが無くってホッとしたからね」
「お前、久しぶりに会ったのに、何をまず最初に調べてるんだよ……」
「えへっ」
意外に関係無いことに使っていそうだなぁと(爆笑)
道場破りを退治するために、と並盛道場に了平に連れて行かれた綱吉。
イーピンがまな板のために欲しがっていたというオチにガックリとしたものの、10年後のイーピンは受験生やっているのにとても強かった。
「やっぱり強いな、イーピン」
「ありがと、綱吉さん」
「やっぱりボクシングをやるつもりは無いのか?」
「何度言われてもダメです」
「そうか、それならその腕は落とさないようにな」
「はい、綱吉さんのためにも」
了平とイーピンがそんな話をしている中、花が少し悩む。
「私も少し鍛えないとダメかな〜?」
「花はそのままでいい!」
「了平……」
二人の世界が作られている現状に、イーピンが微笑ましそうに見ている。
「仲良きことは美しき哉」
「イーピン、大人だよな、そういう所……」
感心したかのように言う綱吉に、イーピンはニッコリと笑った。
受験生は片手間で、きっとツナのためとかに動いてるんじゃないかなぁ?
そんな風に思いました。
牛柄のシャツの人に一目惚れした黒川の要望で10年後ランボを紹介することになった。
十年バズーカの故障で子供の体に10年後の精神で一週間近く過ごすことになってしまった。
「――にしても、あの言い方は無いわよねぇ」
「あぁ、しっしっババァだっけ」
「沢田……」
「怒るなよ」
「すみません、花さん……」
「あぁいいわよ、ランボの設定ならあぁなるって分かってたから」
「本当にごめんなさい、花さん」
「でも、花さんがランボに紹介してくれ、とか言うから……」
「仕方ないじゃない。色々と私にも都合ってものが……」
「了平さんに怒られないのですか?」
「大丈夫よ」
「でも、一目惚れしたって言ってた。了平さん心配するよ?」
「了平のことは大好きよ。でも、10年後ランボの顔は好みなのよねぇ……」
「花、好みと好きな人って違うもんだっけ…?」
「アンタは好きな顔なんだろうけどね」
顔の好みと好きになる人が一致しなかったりするんだろうなぁと思ったんで。
でも、しっしっババァは酷い。
このいい子な彼なら言わないだろうなぁと思いつつ、演技なら仕方ない、と書きました。
むしろ花のこれがあったからその前の了平書いたとかw
だって、コミックスの番外編で恋をしたかもしれん、って了平言うから……
正直、あまり重要な場面が無い回だったなぁ、と今は思います。
けれど、書きたかったんだもの、フゥ太とか、病院のとか、兄と花のこととか。
まぁ、この次の拍手に入ったモノに比べれば……
2010/2/24 作成
「ようやく僕の出番が来ます!」
「その前の人に完全食われてると思うけど?」
「いいえ、僕が負けるのは貴方たちお二人と凪にだけです!」
「いや、まぁ、それはそうかもしれないけど……」
「でも、あれは濃いだろうよ、本気で」
「だよねぇ、オレも押され気味だったし……」
「いいえ、彼はお二人がいなければあんな風にはなりえません!」
ですから、お二人の方が凄いです!
「凄いのはいいんだけどね……」
「あまり、酷いと皆様に怒られないかって問題があるんだよ?」
「大丈夫に決まってます! ここの訪問者の方々は皆様お優しいのですから!!」
「……だといいね」
「だね」
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