「海に行きたい!!」

 突然、いのが言い出した。


「は?いきなりどうしたんだ?」
「あのね、いのと一緒に昨日見たドラマの内容が、夏休みには海で追いかけっこをしてるカップルだったの。それを見た瞬間、

『今、夏休みだったわ!!遊びに行きたい!!』

 とかって言い出したのよ」
「いいじゃないの。別に追いかけっこがしたいわけじゃなくて、海に行きたいだけなんだから!!」

 バカップルみたいに海で追いかけっこはちょっと遠慮したい。

「第一、追いかけっこの相手なんて居ないし」
「・・・あぁ、確かに」

 もし風見の人間と追いかけっことなると、とてつもないスピードで走り回ることになるだろう。
 ・・・どっからどう見ても追いかけっこレベルではなく。

「だから、ただ単に海に泳ぎに行きたいの!!」
「泳ぐだけなら、そこらのプールへ行け!」
「そうだぞ。海で泳ぐと水着の中に砂が入るし」
「潮でべたべたになるからシャワーは必須だし」
「確か、いのは日焼けしたくないって言ってなかった?」
「・・・確かに言ったけどさぁ・・・でも!海がいいの!!」

 男どもの反対を押し切り、いのが海に行くことを決定させたのだった。




「で?何故キャンプ?」

 目の前は海。砂浜に立てられたテント。パラソルやテーブル、椅子なども置かれている。

「一日じゃ遊び足りないからどっかに泊まろうと思ったんだけどね」
「残念ながら、昨日の今日じゃ泊まる場所が見つからなかったのv」

 サクラの言葉をいのが継ぎ、笑っていた。

「・・・それでキャンプなんだ?」
「テントとかなら家にあったし」
「これはこれで楽しそうでしょ!!」

 一泊しか時間が取れなかったため、明日には帰らなきゃいけないが、楽しそうである。

「じゃ、着替えてくるからテントの中、覗くんじゃないわよ!!」

 いの、サクラ、ヒナタの三人がテントの中に入っていった。


「・・・誰が覗くんだよ・・・;」

 別に見たくも無い、という意味か、それとも見ちゃった場合に何をされるか恐ろしいから出来ないという意味かは不明だが、いのやサクラの耳に入らなかったことは幸いだろう。


「じゃじゃ〜ん!どう?可愛いでしょw」

 ビキニを着たいの、パレオ付きの水着のサクラ、ワンピースタイプの水着のヒナタがテントの中から出てきた。

「・・・似合ってるぞ」
「ありがとw」

 そう言わなければ何をされるか判らないとも言う。




「じゃ、遊びましょ!」

 ビーチボールを手にしたサクラがナルトたちを誘う。
 浮き輪を持ち海に飛び込んでゆくキバと赤丸。
 ヒナタとネジも泳ぎに行った。
 それらの様子を見ながら、ビーチパラソルから出ずにのんびりしているシカマルとチョウジ。

「・・・本気で打つなよなぁ・・・」
「軌跡が見えないよね、一般人じゃ」
「マジでやるようなことか?」
「いつでも本気だもん、仕方ないよね」

 かなり強いスパイクの応酬やレシーブ。ナルトやいのが本気でやるものだから他の人も本気で打ち始めている。


「こら〜!シカマル!!チョウジ!!あんたらも入りなさ〜い!!!」
「・・・めんどくせぇ」
「行かないとまた怒るよ、いのは」


 泳いでいたキバたちも戻ってきてビーチバレーは白熱した戦いを見せていた。

「負けたチームが料理の準備ね〜v」
「火を熾して、野菜を切って、焼くだけだけどね〜」

 そんなことをいのたちが言い出したからだ。ちなみに、今日の晩御飯はバーベキューだ。


「勝利!!頑張れよ、お前ら」
「待ちなさいよ!今のは入って無かったわよ!!」
「んなわけあるか!!入ってた!!」
「入ってないって言ってるじゃない!」
「・・・もう一点取ればいいだけだろ=3」
「それもそうね。じゃあもう一回!」

 同点でずっと進むゲーム。やっと勝負がついた時には、空が赤くなり始めていた。


「時間掛かったわねぇ・・・」
「オレたちが本気でやればこうなるのは必至だろ?」
「それもそうね。ほら!火を熾して!!」
「急いで準備しなきゃね」

 火遁を使って大急ぎで火を熾し、網で焼き始めた。



「オレ、焼き鳥も〜らい!」
「あ、まだ焼きあがってないって!」
「・・・味付け薄いよ、これ」
「だって、これからもう一回、塩胡椒振るし」
「うわっ!やられた!!」
「こっちの肉はもう焼けてるよ〜」
「ホント?あ〜、チョウジ。全部食べちゃダメよ?」
「まだあるから大丈夫だって」

 楽しく食事をしていると、辺りはもう真っ暗。
 ごみを片付け、次は花火を取り出した。

「やっぱり、キャンプには花火が付き物だよな!」
「打ち上げは無いのか?」
「大きいのは無いけどね」

 パラシュートが出てくる打ち上げや、カラフルな花が夜空に咲く。


「あ、ねずみ花火!行くわよ〜!!」

 楽しそうにいのがあるねずみ花火全てに火を点ける。

「ちょ!いっぺんに点けすぎ!!危ないって!!」
「大丈夫だって。あたしたちがこんなので怪我するわけ無いでしょ!」
「それはそうかもしれないね」
「でしょ?楽しまなきゃ損損!」

 花火を手にして振り回してみたり、二本一緒に火をつけたりしていた。


 楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、夜も更けたためテントで寝ることにした。

「キャンプと言ったら寝袋だよなー」
「タオルケットだけで寝る人居る?」

 などと言いながら就寝した。




 朝食のヤキソバを食べてテントを片付けて帰った。

「なぁ、走らなくて良かったのか?」
「だ〜か〜ら〜!走る気は無いって言ったじゃないの!!」
「でもなぁ・・・ちょっと泳いでビーチバレーをしただけだろ?」
「まぁね。でもいいのよ」

 ニッコリと笑っていのは続けた。

「皆で一緒に遊べたからv」
「・・・それもそうか」
「また今度、旅行に行くか」
「何処がいいかしらねぇ・・・」
「わたしといのとヒナタで考えるから、決まったら行きましょうね!!」
「わかったよ」

 次回の約束をして今回の旅行は幕を閉じた。


後書き

頑張って書いてたんですけど・・・
駄文だ!!ぐぅ・・・
もう一週間くらいかければもっとよくなるかなぁ・・・?

もういい加減、時間掛けすぎなので、これで。

2005/8/31 作成

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