朝、起きたらナルトが横に居た。

 (いや、オレ。それはいつものことだから)

 自分に突っ込みながらナルトを起こさないように起き上がった。

 確か、今日は下忍任務が無い日だ。ナルトが昨日、今日はちょっと難しめの任務を奪いに行こうぜ!と言っていたから間違いない。



「おはよう、シカマル」
「はよ」
「あら?ナルトは?」
「まだ寝てる」
「まぁ、今日は任務も無いことだし、ゆっくり寝させてあげないとねw」
「シカマル、あんた寝かさなかったんじゃないでしょうね?」
「ちげぇよ」

 居間へ行くと、サクラといのが朝食を作っていたようだ。

 ・・・しかし、いのに触らせたものを誰に食わす気だ?こいつら。


「さ〜て、出来た☆シカマル〜、あたしたち出掛けるわね」

 楽しそうに出て行ったいのとサクラの行き先はわからないが、誰かに毒を盛っているのだろう。



「お、早ぇ〜な。おはよ、シカマル」
「おはよう。・・・何引き摺ってるんだ?」
「あぁ、これ?シノが起きねぇから、連れて来た」

 昨夜の任務割り当てが不味かったか?シノには今日、軽めなのを見繕うか。

「ほら、食え」
「サンキュー!」
「・・・・・」

 意識がほぼ無いシノを不憫に思い、朝食をシノたちの分まで用意した。
 食ったら何すっかな?最近目ぼしい本もねぇし・・・


「ごちそうさま!!シカマル、美味しかった!」
「・・・ごちそ・・・さま」

 まだ目がちゃんと覚めてないようだな、シノ。

「ほら、シノ!今日は修行に付き合ってくれるんだろ!!?」
「・・・あぁ」

 やはり引き摺るようにしてキバとシノは庭の方へ出て行った。


「どっかで昼寝でもすっか・・・」

 誰も来なさそうな所へだらだらと歩いていった。




「・・・シカ〜?・・・あれ?」

 起きると横に寝てるはずのシカマルが居ないことに機嫌が少し悪くなる。

「今・・・って、こんな時間じゃ仕方ないか」

 時間が朝より昼の方が近くなっている。ごそごそと布団を抜け出し居間へと降りてゆく。


「・・・誰も居ない?」

 昨夜、皆が言ってた予定を思い出す。

「ヒナタとネジはハナビと遊ぶからと言って日向に行って〜、チョウジは食い倒れの旅に行くとか言ってたよな」

 でも、それ以外は誰もまだ決まって無いとしか言ってなかった。


「やっぱりシカを探そう。何処だろう・・・?」

 家の中から探し始めた。




「・・・やぁ〜っと見つけた。・・・眠ってる?」

 昔、九重の祠があった辺りの大木の陰でシカマルは横になっていた。
 昼寝をしているのかスースーと静かな寝息が聴こえる。

「・・・オレも寝るか」

 気持ち良さそうに眠っているシカマルを見ていると、眠気がそそられる。  シカマルの横に丸まり、並ぶようにして寝入った。




「・・・いつの間に来たんだよ、こいつ」

 シカマルが目覚めるとナルトが抱き付いてきていて、身動きが取れない状態だった。

「仕方ねぇ〜な〜」

 空は紅くなってきていて、これから夜になり寒くなるのは必至だ。
 ぼやきながら、結界をナルトのために張った。口調はぼやいているが、表情は笑顔になっている。


 眠気も襲ってこなかったので、ナルトの髪を梳いていた。サラサラとしていて、ナルトの髪を梳くのは結構気に入っている。

「・・・あれ?シカ・・・起きてたの?」

 髪を梳く動きで目覚めたナルトは目をこすりながら起き上がった。

「まぁな。おら、家に帰るぞ」
「わかった」

 手を繋いで家までゆっくりと散歩をして帰った。




 帰ると、皆が食事をせずに待っていたらしく、遅いと怒られた。

「わりぃ。昼寝してたらこんな時間だった」
「まぁ、仕方ないわね。早く食事にしましょ!!」
「今日は鯖の味噌煮よ。せっかくシカマルの好物を作ったんだから、待ってたのよ?」
「あんがと」

 素っ気ない返事をしたが、嬉しさは隠せなかったようで、皆にバレバレだった。




 その夜、ナルトと二人で三代目に任務を貰いに行った。
 まぁ、二人で行くのはいつものことだ。

「じっちゃん、今日はちょっと難しめの任務をくれ」
「・・・今日は休みじゃ!」
「何でですか?」
「最近、任務を詰め込みすぎたんじゃろ?皆、眠そうだったからな」
「今日は下忍任務が無かったから大丈夫だ!」
「そうはいかぬ!今日は休み!休みと言ったら休みじゃ!!」

 怒鳴って絶対に渡すものか!という気迫である。
 渡せ!というナルトと三代目が睨み合うこと数分。シカマルは口を開いた。

「・・・ナルト、今日は諦めとけ」
「何でだよ!?シカマル」
「シノも疲れてたようで意識が無かったみたいだったしな」

 そして、自分たちも昼寝をしてしまったこともあるだろう・・・

「・・・わかったよ。シカが言うなら仕方ないか」
「じいさん?明日はナルトが喜ぶような任務をくださいね?」
「・・・・・わかったわい」

 ナルトを怒らせるのも怖いが、シカマルを怒らせる方が後々に影響することが解っていた三代目は頷くしかなかったのだった。


 だけどその日は、昼寝をしている所を三代目に水晶で目撃されていたため、問答無用で休暇を与えられたのだった。


後書き

んと、シカマルにいい目を見てもらおうがコンセプトだったはずです。
はず・・なので、実際にいい目を見てるかは不明です。
シカマルのほのぼのとした一日でした。

ギャグかどうかは微妙ですが、こんなのでよろしければどうぞ。綾未神さま


追伸:急に題名を変更させていただきました。
ごめんなさい、綾未さま。

2005/9/15 作成

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