サクラ・いの・ヒナタ・サソリ・デイダラの五人は街中を歩いていた。

「あ、あれカワイ〜♪」
「ホントだ〜v」

 キャッキャッと楽しげに弾んでいる女の子三人と、暗い雰囲気を纏わり付かせている男の子二人。

「伝統工芸?・・・焼き物か〜」
「ちょっと良さげ、かしら?」
「何か買う?」

 などと女の子が店に入るのに付いていく。



「・・・芸術?こんな一瞬で壊れそうな物がか?」

 説明文の中にそんな言葉が書かれていたからか、サソリは眉をしかめている。

「何を言うんだ?旦那。芸術は脆く儚い物なんだな」
「いや、芸術は一瞬の美を永遠に閉じ込め・・・」

 何やら、自分たちの主張に対しての討論が始まってしまった。
 デイダラは芸術は爆発。一瞬の儚さこそが芸術である、と。
 サソリはその一瞬の美しさを閉じ込めた物こそ芸術だ、と。


「儚く散るからこそ、皆、桜の花に心魅せられるんだな。うん」
「それが正しいとしたら、写真など一瞬を閉じ込めた物が芸術で無くなってしまう」
「壊れゆく物にこそ侘び寂びが・・・」
「儚いからこそ、それを閉じ込めた一瞬の美が・・・」

 かなりヒートアップしている。




「・・・二人とも?」
「分野が違えど、それは両方とも芸術よ」
「どちらにしても、一瞬の美を愛でているんだもの」
「だ・か・ら、そこらへんにしておいてねv」
「じゃないと・・・」
「「怒っちゃうわよ?」」
「「・・・はい」」

 あまりの迫力に、身を縮込ませ大人しくなったサソリとデイダラであった。


後書き

以前日記で書いた小話の回収。
一応58800打の女の子たちに引っ張られていった
デイダラとサソリの不幸な姿の一コマ。
こんなこともあったんですよ〜?な感じで。


2006/7/16 作成

   戻る