風見家のナルトの部屋。
今日はナルトとシカマルがのんびりと部屋で巻物を読んでいた。
・・・まぁ、空からポツポツと雨が降り続けていたのだから、それもあるだろう。
「どうしたんだ?」
「ん〜・・・口寄せなんだけどな」
「口寄せ?確かナルにはもう教えただろ?」
ナルトが読んでいた巻物は口寄せ関連の巻物だったようだ。
シカマルは異世界のナルに狐斗の口寄せを教え終わっていることから、何を今更・・・と呟く。
「あ〜、そうじゃなくて・・・」
「なら何だよ?」
「カエルと契約したんだよな・・・」
自分が下忍としてカエルと契約を結んだ関係の話だったようだ。
「それがどうかしたのか?」
「ん〜・・・それでな、ちょっと見てくれよ」
そう言うと、ナルトはチャッチャッと印を結び、簡単にガマ吉を呼び出す。
「こ・・・ここは何処なんじゃ!!?」
「よ、ガマ吉」
「あ、お前は・・・」
今までに呼び出したことがあることから、ちょっと安心した様子。
「・・・で?それがどうしたんだ?」
「ちょっと使える蝦蟇って少ないよな〜っと」
「なんつーことを言うんじゃ、このガキ!」
「はいはい。そんなことはもっと大きくなってから言うんだな」
「なんじゃこらー!両生類なめんじゃね――ぞ!!!」
なんか、すっごく怒っているが、それを簡単にあしらい続けるナルト。
「実際問題、ガマブン太もさ、身体が大きすぎて任務とかには使えないし」
「オヤジをバカにすんな!!」
「あ〜、わりぃ。そりゃ、使える場面も多々とあるけどさ」
「あ〜・・・つまり、普段の死音としての任務とかには使えないっつーことか?」
「そう、それ!」
上手く纏めてくれたシカマルにナルトが喜ぶ。
「・・・シ・・・オン?」
「あぁ、そうだ。オレ、暗部もやってて、死音って名前を名乗ってるんだ」
「えぇえ!?」
「ま、そんなわけだから、その系統の任務とかに使えないって言ってたんだ」
「暗部!?・・・マジにお前がか!?」
「んなにバカにするもんじゃないぞ?・・・あぁ、そうだ。ここを真っ直ぐ行くと居間に出るから、そこでお菓子でも貰えよ」
そう言って、隠話でガマ吉にお菓子を渡すように伝えたナルトはガマ吉を送り出す。
「・・・んで、どうしたいんだ?」
「なんか別に面白そうな契約相手でも居ないかな〜・・・」
「はぁ?・・・っつーか、オレにはどうにも出来ないし、それ」
「だよな〜・・・とりあえず、ガマブン太とこっちの方で会っとかないといけないな」
まだ演技をしてない状態で会ったことが無かったので、呼び出すことにした。
そのため、ナルトとシカマルは庭の方へ移動した。
亥戌酉申未!
「なんじゃあぁ!?ここは何処・・・って、ここ・・・」
どうやら何か見覚えがあったようである。
「よ、ガマブン太!」
「お前か・・・ここは何処だ?」
「ん?ここは風見家本家だな!」
「・・・は?」
「だから、風見家!オレん家だって!」
それだけで理解しろと言う方が無理あるだろう。
「・・・・・風見?・・・四代目以来じゃなぁ、ここに来たのは・・・」
「え?前に来たことあんの!?」
「あった。・・・あれは凄く暑い日だった・・・」
遠い眼をして語り始めた。
「口寄せの術!」
ボフンッ!
煙と共にガマブン太の巨体が現れた。
「なんじゃけんのぉ?こんな場所に呼び出して・・・敵か?」
「ううん、違うよ〜」
そう言うと、いそいそとガマブン太に近付く四代目・・・とその他もろもろ。
「・・・何がしたいんだ?アァ?」
「アハハv気にしない気にしない!」
凄むガマブン太を笑って無視している。
「まだ明るいけどさ、銘酒があるんだよね。ガマブン太も飲むでしょ?」
「・・・飲む」
貰える物であれば拒まない。
そんな感じで、ガマブン太の巨体が作り出す影の中、四代目たちの宴会が始まった。
・・・そう。四代目はあまりにも暑かったので影を作り出すためだけにガマブン太を呼び出したのだ!!(爆)
「・・・・・ということが、な」
「うっわ〜、親父もやる〜♪」
「その周りには絶対、オレたちの親も混じってたに違いない」
ガマブン太の話を聞いて、そんな感想を持った。
ついでに、それを聞いたからか、宴会の準備を連絡している。
「親父って・・・お前が四代目のガキだって・・・」
「常識じゃん。っつーか、この家ではそれくらい軽い隠し事だし」
「・・・この家って何なんだ?四代目も教えんかったで」
「あぁ、この家?ここは九尾の狐を祀る神社みたいなもんで、九尾の狐は氏神さま?」
「・・・間違っちゃいないが、その説明はどうなんだ?ナルト」
「きゅ、九尾の狐って・・・」
「そうそう、オレの腹ん中に封印された九重のこと」
ケラケラ〜と笑って、サクラたちが持って来た酒瓶を受け取り始める。
「オヤジ!」
「ガマ吉か・・・来てたのか?」
「一足先にお邪魔してたんじゃけん」
「ほらほら、菓子屑付いてるって」
「アリガト・・・」
口元を汚したことを拭ってもらったり、女の子に面倒を見てもらっていることに真っ赤になっている。
「よし!今日は飲むぞ〜!!」
「じゃんじゃん持ってきて〜」
何度も取りに行くのが面倒だったのか、部屋にごちゃごちゃと酒瓶が立っている。
「・・・まだ昼なんじゃが・・・オヤジ」
などとガマ吉が声を掛けているが、浴びるように飲んでいるガマブン太。
・・・・・
「・・・オレも飲む!」
返事を返してくれないガマブン太に焦れたのか、手近にあった酒瓶を呷る。
「おぉ♪いい飲みっぷり」
「・・・って止めろよ!」
「いいじゃん、別に」
・・・などなどと昼間から酔っ払いが量産されたのであった。
後書き
カエル!
出しました!・・・が、これでいいんでしょうか?
・・・それにしても、拍手音はカエルの声なのか?お腹が鳴る音なのか!?
2006/8/3 作成
題名は思いつかなかったので、適当で変なお題。より借りました。