「そうだな・・・お疲れ、死光」
死闇と死光の二人は任務を終え、帰宅の路についてた。
任務を終えたので、普段通りの会話を交わしながらゆったりと走っていた。
「・・・・・ろせ・・・」
「?・・・『ねぇ、今の何だろ?』」
『こんな夜中に森の中でなんだ?』
二人は先程以上に気配を消し、声が聞こえた場所を探り始めた。
「・・・だ!き・・・がのうのうと・・なんて」
「そうだよな!これは世のためでもあるんだ」
「決行はいつにする?」
「そうだな〜・・・一ヵ月後、いや、そんなに待てない」
「二週間後だ!」
「準備をしなければならないな」
「あぁ・・・・・」
そんな会話が聞こえてきた。
『ねぇ・・・今の・・・・・』
『暗殺計画・・・かな?』
『その可能性、高いよね?』
誰を狙っているのかを調べて火影に報告か?と耳を澄ます。
「打倒、狐!」
「この世から排除してやる・・・」
そんな合言葉めいたことを口にし合う五人ほどの姿に、二人の心の中には怒りが渦巻く。
『・・・・・死光、離れるぞ』
『なんで!?今、排除・・・』
『あれで全てかどうかを確認しなければならない』
『・・・・・わかった』
死光が渋々頷き、二人はその場から離れた。
少し離れた時点で闇の世界を発動し、風見家へと帰宅した。
「・・・ネジ兄さん、ナルトくんを狙うなんて馬鹿な人たちもいたものだよね?」
「あ、あぁ、そうだな・・・」
微妙に黒いオーラを纏っていることに気付いたネジは一瞬ビクッとした。
「とりあえず皆に報告かな?」
「・・・ナルトに言うのか?」
「ううん。ナルトくんには言わない」
いくら気にしてないと言っても、嫌われてることを知ったら気分良くないだろうから。
そう続けたヒナタはサクラといのの部屋へと向かった。
「・・・オレはキバたちに声をかけるか」
ネジはそう言って別の方向へと向かった。
「なんだよ、それ!!」
「ちょっとありえない〜!」
「・・・勝手に処分しても大丈夫か?」
「事故か自然か・・・何かに見せかければ大丈夫かな?」
ナルトとシカマルを除いた全員でどうするかを話し合っている。
シカマルへは、こういうことがあったという報告だけはしたが、ナルトのことを一人にはしておけないので、ナルトと一緒に居る。
「二週間と言ってたってことは、準備に入ってるだろうから調べやすいわね」
「一人残らずヤらないとね!」
「そうだよな!」
まずはどれだけの人が関わっているのかを調べないと、と頷き合う。
「分身に追跡してもらったから、あそこにいた五人の素性はわかってるよ」
「ナイス!ヒナタ」
「その五人が接触する人物を当たればいいわね」
「じゃ、手分けして・・・・・」
8人はそれぞれ動き始めた。
数日後、計画の全貌を明らかにし、人数も判明した。
「・・・あいつら、ツメ甘すぎ」
「そのおかげで簡単だったけどね〜」
「それで、どうする?」
「殺すしかないでしょ?」
「ヒ、ヒナタ・・・」
「だって、あんなことを考えた人が生きてるなんて考えただけで気分悪い・・・」
「そうよね。どうやって殺す?」
「とりあえず数人は体に残らない毒があるから、これで」
「交通事故?」
「山で会った帰りに動物用の罠にかかる?」
「一人か二人だったら、失踪してもバレないわよね?」
ニッコリと笑って拷問部屋へ押し込むことを提案する。
「それにしても、こんなに居るとはな・・・」
「あと・・・どうする?」
「ここらへんは師匠に話しておくわ」
「どうやってよ?」
「あら?うちの師匠はナルトに甘々よ?」
ナルト暗殺計画をたてているという情報を得たと言うだけで、難しい任務を割り当てるくらいはやってくれるだろう。
「あ、こいつら・・・・・」
「どうしたんだ?サスケ」
「音のスパイ・・・」
「は!?」
「まだ、そんなに居たのか?」
「スパイの方はこっちでどうにかする」
「サスケ、大丈夫か?」
「3人程度なら問題なく」
「なら頼む」
トントン拍子にどうやって処分していくか決まっていく。
「じゃ、そういうことで」
コクリと頷きあった8人はてんでんに散っていった。
「師匠・・・お願いがあるんですが」
「どうしたんだい、サクラ」
「この前ね、ナルトを暗殺するっていう話をしてる男が居たの・・・」
「詳しく話しな!」
綱手はサクラに色々と内容を詳しく聞き、そのナルトを暗殺しようとしていた数名への任務を手配していたようだ。
「これで大丈夫だ」
「ホントですか?・・・師匠、それではよろしくお願いします」
ペコリと頭を下げたサクラはそれだけで部屋を後にした。
数日後、任務で帰らぬ人となったようだ。
「うぎゃ〜」
「ひ〜!!」
そんな悲鳴が闇の世界の中には響いていたらしい。
一瞬で物言わぬ姿に変えられた変死体が森の中に放置されていたり。
寝ている間にポックリと逝った毒薬被害者が布団で静かに永遠の眠りについていたり。
何人も減ったことにより、打ち合わせを再び必要とした数名が森に集まった所を罠にかける。
迎えが来ても見えないように結界が張られ、餓死するまで放置。
そんなこんなで、全員を排除し終えた。
「シカマル、何か隠してないか?」
「そんなこと無いぞ」
「・・・サクラ?」
「なぁに?」
「何か最近様子がおかしくないか?」
「そんなこと無いわよ?」
「ナルト、そろそろ任務を受け取りに行かないと・・・」
「そうだよな・・・」
誰も口を開かないと諦めたナルトはシカマルと一緒に綱手の元へと行ったのだった。
後書き
特にヒナタ?
う〜ん・・・全員が怒ってます。
ナルトが与り知らぬ場所で起きたとある出来事でした。
2006/11/11 作成
題名は思いつかなかったので、適当で変なお題。より借りました。