「きゃはははvv」
「うわ〜!!」

 騒がしく子供たちが遊んでいる。
 ……いや、酒を飲んで酔っ払っている。

 どう考えても未成年、どころか10歳も超えていないと思われる少年少女たち。

 大人は一人も居ない。


 今日はライラックが綺麗に咲いたから花見よ! といのとサクラがワインなどを持って遊びに来たのだ。



「……はぁ。やっぱ、こうなると思ってたんだよな…」
「何ぼやいてるんだよ! 楽しく飲もうぜ!!」
「いや、酒は美味しいし、楽しかったけどな、もうそろそろお開きにしねーとマズくねぇ?」
「まだ大丈夫だってw ほら、見てみろよ」



「いの〜、あのねぇ……」

 甘えて抱き付き上目遣いでいのを見つめるサクラ。

「サクラは可愛いわよねぇ〜……」
「ホント〜? いのは美人だし、隣に並んでると引き立て役にしかなってないよね……」
「サクラは可愛いから大丈夫! 引き立て役なんかじゃないから」
「ウフフvv いのに褒められちゃった☆」



「女同士でラブラブだな……」
「今日はいのじゃなくて良かったな。サクラならいのに甘える甘え酒だから」
「いのは絡むからな〜……こないだ絡まれてたシノはどうした?」

 この前の飲みの時は、いのが酔っ払い、シノに「わたしの酒が飲めないのか〜〜!!」と絡んだ。
 いのは絡み酒で、周りに居る男にどっかの親父のように絡むのだ。

 まぁ、そういう状態に陥るとサクラが部屋に連れ帰るのだが……



「キバ! 起きろ!! …………仕方ないか」

 こないだ絡まれてたシノはいつものようにキバを連れて部屋に帰る所だった。
 キバは酔うとすぐに寝てしまうのだ。
 そして、寝てしまったキバを部屋へ連れてくのはシノの役目だった。



「また、酔い潰れたみたいだな」
「そろそろ自分の酒量がわかってもいいのにな」
「あそこはあれで落ち着いてるからいいんじゃね?」
「それもそうだな」

 二人は別の方向に眼をやった。



「…なんでオレはこうなんだ……父さんは死んだことになってるし…………」

 目線の先には、いつまでもブツブツと言い続けるネジが居た。
 ブツブツと言いながらグラスを傾けている。

 斜め後ろではヒナタがクマのぬいぐるみを見ている。

「いいですか、ネジ兄さん。突然大声で自分を責めたりしたら他人に迷惑ですから…………」

 クマのぬいぐるみをネジだと思い込み、クマに向かって説教している。
 今はぶつぶつ言っているネジだが、酔ったらまず大声で自分の不幸についての叫びを上げる。
 それがあるからか、ヒナタはネジに向かって説教になるようだ。(クマだけど)



「あれはいつも通りだな」
「あぁ。そろそろヒナタの酔いも醒めてきてネジを引き摺って帰るだろ」

 このペアは酒を置いて説教中のヒナタの酔いが醒め、ぶつぶつ言っているネジを引き摺り部屋へ戻るのだ。

 たまにネジが先に気付くとヒナタをクマごと抱きかかえて部屋に戻るんだけど、そんなことはほとんどない。


「あとは、チョウジとサスケか?」
「あの二人は滅多に酔っ払わないから面白くない」
「それを言ったらオレらもあそこまで酔うことはねぇだろ?」
「まぁな。見てて楽しいからあれはあれでいいけどな」




「そろそろお仕舞いかな?」
「だろうな。いつものことだが、この年齢でここまで酒に慣れてていいのか?」
「いいんじゃない? 当主自らやってんだし」
「それもそうだな。……しっかし、あいつらも良くやるよな。いつもは人前であそこまでイチャつくこと無いのに、酒が入るとあれだからな」
「幸せそうでいいじゃない。僕はシカマルとナルトが幸せならそれでいいよ」
「オレもそれはそうだけどな。第一、幸せじゃなかったらあいつら何するかわかんねーし」
「あはは。その幸せを護るために僕たちは存在してるんだし、問題ないでしょ」

 いつも、後片付けをやらされてる二人はとても仲が良さげだった。

「では、僕が作ったつまみでも出しますか」
「お? チョウジのつまみ、美味いからな。楽しみだ」
「これだけだけどね」

 皿に盛り付けられたサラダのようだ。

「……あ、ナルトとシカマルがいなくなってる」
「二人だけになっちゃったね。これ食べたら片付けて寝ようか」
「あぁ、そうしよう」

 二人だけがその部屋に残っていた。



後書き

ライラックには初恋なんて花言葉があるそうです。
別にだから選んだ訳じゃないです。咲いてたからv
ライラック祭いつだったかなぁ・・・

って、20〜22日で終わってました・・・orz

適当に皆が酔っ払った時の反応を選びましたが、紗奈はあんな風に酔うことはありません。
私は強いらしく、いくら酔っても記憶が無くなったりといったことはありえません。
日本酒をガバガバいってカクテルも何杯も飲んで(夕方6時〜朝3時まで飲み続け)
もどしたのが最高に飲んだ時かな?去年の忘年会だけど・・・(笑)

翌日にはピンシャンしてる。二日酔いの経験無し!
って感じなので、カクテル1杯で真っ赤な友達が不思議でもあります。
(友人の父はビール一口で酔うとのこと)

2005/5/24 作成

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