「あ、あたしたちは遠慮しとくね」
「わたしたちは喉渇いたから飲み物飲んでるね」
「みんな、いってらっしゃい」
女の子たちが飲み物を飲みに、カフェに入って行き、男の子たちはコースター乗り場に向かった。
「楽しかったな〜♪」
「もっかい乗るか!?」
「そうだなぁ……」
ナルトたちがコースターから降りてきて話していた。
すると、
「あれ〜? ナルト?」
後ろ側から覆面をした人が近付いてきた。
「え!? カカシセンセー!?」
(チッ!なんでこんなとこに居やがる!!)
何やら危険な雰囲気……
「どうしてこんなとこ居るの〜?」
「そういうセンセーはどうしてだってばよ!」
一応、下忍としての口調にして問い詰める。
「センセーは任務」
カカシが指差した方にはアスマやら男が数人。
「……男と一緒に遊園地は気持ち悪いってばよ!!」
(どんな任務だよ!!)
「そういうナルトだって男同士じゃない」
「違うってばよ! サクラちゃんたちが居るってば!」
ちょうど、ナルトたちが降りてきたのを見て、カフェから出てきていたサクラたち。
「あ、ホントだ。」
「というわけで、センセーさようなら。」
サクラたちと合流してその場を去ろうとした。
「何処行くの?」
(ここで逃がしてなるものか!! せっかく遊園地で会えたんだし〜)
(せっかくってゆうか、どうしてバッティングしてんだよ!!)
なんとなくカカシが考えてることが判った数名が怒っている。
何人かはカカシをこんな任務に当てた三代目を闇討ちする計画を練っている。
「ん〜……センセーには秘密だってばよ!!」
そう言い残して一斉にその場を離れる。
ナルトの笑顔に気を取られたカカシは止めることが出来なかった。
ナルトの笑顔は計算ずくw
「うわ〜、まさかカカシが居るとはなぁ……」
「せっかくの遊園地が台無し!!!」
「アスマも居やがったしな……」
「居ることが判れば避けることも可能でしょ」
「そうだよね。遊園地内の気配を探るくらい楽だよね」
ここのメンバーが本気を出せば、木の葉の里の端にいても里中の気配を探って、何処に居るか調べることくらい簡単。
「じゃ、裏では追いかけっこしながら楽しむか!」
そして、ホラーハウスの方へ向かっていった。
「カップル限定! お化け屋敷……だって」
男女のカップルの絵が描いてあって、カップルが入っていくのが見える。
「カップルって男女の割合合わないけど……」
「男同士でも二人だったらいいって!」
「じゃ、まずヒナタとネジで行って!」
「え? でも…………」
「いいから! 行く!! 偵察隊ね」
偵察を名目に送り出す。
「チョウジ、一緒に行きましょ!」
「僕でいいの?」
「うん♪ じゃ、あとよろしく〜」
いのとチョウジが入っていく。
「ねぇ、サスケ。入らない?」
「え……?」
「シノかキバとがいい?」
「よし! 行こう!!」
シノかキバと一緒に入るよりはサクラの方がましってことでしょうか。
サクラとサスケが入っていった。
「ナルトはシカマルと行けよ」
「だな。オレたちは先に行く」
シノとキバはナルトとシカマルを置いて先に行った。
「入るか?」
「あぁ……!? カカシが来る!! 急ぐぞ!!」
カカシが近付いてくる気配を感じ、慌ててホラーハウスに入った。
入った直後、
「ナルト居ないなぁ……」
「カカシ!! 任務を優先しろ!!!」
「だって〜……」
「だっても何もあるか!!! 終わらせてから探せ!!!」
アスマに説得されたカカシはしぶしぶ任務を先に終わらせるため戻った。
「クスクス」
「何よー! 何がおかしいのよ!」
「だって、いのとサクラがシカマルとナルトを二人にさせて上げようと頑張ってるから」
「二人っきりってあんまり無いでしょ? それに、デートみたいなことってあの二人じゃ全く無さそうだし?」
「それはそうかもね。充分仲がいいから気にしてなかったけど」
「だからデートの思い出があってもいいんじゃないかな、って思って」
「優しいね、いの」
「///……そんなことないわよ!」
ほのぼの〜っとした空気が流れていた。
「サクラ、何をしてるんだ?」
「いや、ちょっといのとチョウジが仲良しだなって思ってただけよ」
「そうか。で、俺たちは何をしてるんだ?」
墓石(オブジェ)の陰に隠れているサクラとサスケ。
「じゃ〜ん♪ さっきカフェに行ったときにカメラ買ったのよ。だから、皆の写真を撮ろうと思って」
サスケが気付かないうちにいのとチョウジの写真は撮り終わっていた。
「……それは構わないが、ネジとヒナタはどうするんだ?」
「あ!! 忘れてたわ! ……ヒナタたちは、後で別の時にするわ」
墓石の陰でシャッターチャンスを狙っているサクラだった。
「……赤丸も連れてくれば良かったかなぁ」
「そういえばどうして連れて来なかった?」
「温泉だって言うし、シノと酒を飲むって言ってたから邪魔になるかなぁって思って」
「そうか。また今度、機会があれば連れてくればいいだろう?」
「そうだな!!」
キバがシノの腕を引くようにして前に進んでいった。
「あの二人、仲がいいわよね」
「そうだな」
まだ昨日の夜のことが頭に残っているサクラであった。
「おっもしれ〜!! シカ!! あれ、作りたい!!!」
「作ってどうするんだよ!」
「カカシに仕掛ける!!!」
「……好きにしろよ」
ナルトが指指していた方には、日本の妖怪たちが居た。のっぺらぼうとか唐傘お化けとか……
「シカもアスマ辺りに仕掛けたら?」
「あー、それも楽しそうだな〜……」
あまりやる気は無さそうだが、シカマルならついでにやるかもしれない……
「よし!! 撮れたw じゃ、急いで出なきゃね」
「待たせることになるからな」
サスケは諦めきった風情で答えていた。
「うわぁ〜w 楽しー!!」
キバが回すコーヒーカップで声を上げるナルト。
「やっぱコーヒーカップは全力で回さないとな!!」
「……う、酔った…」
サスケがカップにもたれ掛かる。
「……回すのはいいが、螺子が跳ばないか心配だ」
シノが隣のネジに声を掛けていた。
「……あ〜、あっちに乗らなくて良かった……」
「そうね。あれはちょっと遠慮したいわね」
猛スピードで回るカップを見つめ、女の子たちとシカマルとチョウジが乗った回していない(機械で回っているだけ)カップの面々が言った。
「最後、どうする〜?」
夕暮れも近付いてきて、空が少し赤くなってきた。
カカシが近付いてきたら逃げ、十分に楽しんだナルトたちは後一つに乗ったら帰ることにした。
「あと乗ってないの何だ?」
「あれじゃない?」
いのが指差したのは観覧車。
「最後の締めにいいな。じゃ、行くぞ〜」
移動していくと、小さな座席で二人くらいしか乗れなさそうな観覧車が大きな円を描いていた。
「火の国が見渡せる観覧車〜!?」
「は? それは大きすぎねぇか?」
「実際に見てみてから言おうぜ」
とりあえず乗ってみることにした。
「どういう組み合わせで乗る?」
「ホラーハウスの時と一緒でいいよ」
そして順番に乗っていく。
「あ! ナルト〜!!!」
「ゲ。カカシ……まだ居たのか」
カカシがナルトを発見して観覧車に近付いてきた。
しかし、カカシが着く前に全員乗り終わり、発車してしまっていた。
「ナルト〜〜〜〜〜」
ナルトと乗っているシカマルに凄い目線を向けながら、カカシは下で暴れていた。
「……あのままだと降りてくるまで待ってんじゃねぇ?」
「待たなくていいって!! うざいんだよ!!!」
ナルトとシカマルは顔を顰めた。
「どうすっかなぁ……」
「今は景色を楽しんでおけ。下に降りてから考えればいいだろ」
「……だな。わぁ! 綺麗じゃん」
紅く染まった大地を見渡し、暗くなってきた空には紅から紫のグラデーションが掛かっている。
そして、月も見えてきていた。
「黄昏時……ってやつだな」
「綺麗だよなぁ……」
「あぁ、綺麗だ」
シカマルの視線はナルトの髪の毛の方に行っている。
ナルトの金髪が夕焼けに染まって紅く輝いていた。
「シカ?」
「…………」
紅く輝いた観覧車の中、二人の影は一つになっていた。
「あれ? カカシは?」
降りてきて、カカシに付き纏われると思っていたナルトはカカシの姿が見えないので、先に降りていた者に聴いた。
「知らな〜いw 降りてきたら居なかったしw」
「……。ま、いいじゃないか。ナルト、帰ろう」
「だな。家帰ったら何する?」
サクラの返事に何かを察してシカマルは忘れることにした。
「酒でも飲むか?」
「充分遊んだんだし、今日くらいはゆっくり寝た方がいいと思うよ」
「そうね。また明日から任務があるんでしょ?」
「それもそうだな」
ナルトたちは家に帰って、実家にお土産などを渡しに行ったのでした。
カカシ? さぁ、知りません。
ただ、数日彼は里に姿を見せなかったとか……
あぁ、それから、三代目が謎の強襲を受け、頭部に包帯を巻いていたとか……
物騒な世の中ですねw
後書き
紗奈に出来る精一杯の甘さに挑戦!
今週は甘さの限界に挑戦中です。
少女マンガを読んでみたり、ビーンズ文庫の甘いトコを厳選して読書してみました。
他人に影響されやすいんです・・・
(ビーンズは少女小説でありながらエロいです)
凄いのありまっせ。女の身体に入っちゃう男が・・・とか。
しかも、↑なの二種類持ってます。
でもそれを読んでもこれが限界かも。
修行です!!!
2005/6/9 作成