if 起こってしまった〜その後〜
暗部任務中。
「心転身の術!」
「キャッ!」
「ヒッ、死光!!?」
ヒナタ、いの、サクラの珍しく女の子三人での任務だった。任務内容は抜け忍の捕獲もしくは始末。
『うぇっ!! ……精神が居ない…?』
ヒナタの身体の中に入った抜け忍――山中家の分家の末端――は彷徨っていた。
『……この娘は、名家の…!?』
記憶は精神のみに宿るものではなく、身体にも多少は宿っているものなのだ。
抜け忍はその流れ込んでくる記憶の数々に驚きの声を発した。(ただし、流れ込んだのは表向きの下忍としての記憶のみ)
「心狂身の術!」
「心転身の術!」
いのとヒナタがヒナタの身体に向かって術を掛けた。
『ぐぉぉお!!!』
山中家の人間は心という無防備な状態で相手の中に入り込むため、精神修行を子供の頃から厳しく行っている。
そのため、苦しむだけで狂わずに済んだ抜け忍は、心転身で戻ってきたヒナタに押し潰された。
『私のその術を掛けたのが運の付き。さようなら』
『な、何故心転身の術が……?』
『教えてもらったからよ』
ぐしゃりと潰れかけた抜け忍をヒナタは元の身体に送り込むように叩き出した。
「死光、よく心転身が間に合ったわね」
「分家の末端だけあって、スピードが遅かったから」
「そっか。さて、うちで拷問かしら?」
「まだギリギリ生きてるから、好きにしなよ、いのちゃん」
「ありがと。後始末お願いしていい?」
「いいよ。存分に楽しんでw」
『いの』と名前を出ていることに抜け忍は意識が吹っ飛びそうになった。
『いの』と言えば、山中家の嫡子。分家とは違い修行内容からして違うとの噂だ。
精神を責める山中家の拷問……(汗)
これからどんな目に合わされるのか……?
出来れば死んでいた方が幸せだっただろうと、心の中で涙した。
心転身が重ね掛けできるなら、こういう方法もありでしょう。
シカマルが言ったように、使える状況が著しく制限されますが・・・
web拍手お礼小説でした〜v
無事、再録できました。