「……めんどーだよなぁ」
「闇の世界ででものんびりしてるか」
「そうだなー。んじゃ、居間で飲み物でも飲んで観戦してようぜ」
第三の試験予選が始まり、下忍の演技をして試合をするのが面倒くさくなった死音たちはちょっと休憩をしに闇の世界へと行ってしまった。
「薄茶点てるけど、飲む人居る?」
「あ、僕、和菓子あるよー」
「なら、飲む。いの、いいか?」
「シカマルとチョウジねー。後は〜?」
「いのちゃん、盆点てでいいかな?」
「和室じゃないから仕方ないんじゃない?」
「だねv」
まったりと和菓子に薄茶を堪能した。
「あ〜ぁ、どうせ中忍になるには早すぎるし、落ちるんでしょ?」
「そうなるだろうなぁ……」
「全力を出せる訳でも無いし、ストレスが溜まるだけだよね」
「後でストレス解消の任務でも貰ってくるか」
「そうした方がいいかもな」
ナルトとシカマルは今晩、三代目の所へ行くことを決めた。
「やはりな……」
「どうします」
「彼は試験から降ろし……暗部の護衛を付けて隔離すべきです」
そういうイビキとアンコの言葉にサスケを見る三代目。
(……やはり、影分身…)
やはり、の意味が違う三代目と特別上忍たち(笑)
「そう簡単に言うことをきくタマでもないでしょ、あいつは……」
などと入ってきたカカシをいいことに、三代目はサスケをそのままやらせるようにしたのだった。
「ずるいのぉ……わしにもお茶をくれぬか?」
「あ、じっちゃん……」
「今、用意しますね♡」
そう言って三代目は闇の世界内の居間へと入ってきて、一緒にお茶をしたのだった。
いろいろと雑談をし続け、ナルトVSキバの試合中にそろそろ戻るか、と出て行ったのだった。
出て行ったけど、影分身を使って陰の方に隠れてました。
電光掲示板にヒュウガ・ヒナタVSヒュウガ・ネジと出た瞬間、ネジが影分身を置いて逃走した。
「え? ネジ兄さん?」
ヒナタが声を上げたが、そのままネジは暗部服を着て逃げ出した。
ヒナタの声はネジと戦うことに対しての驚きと見られ、問題視されなかった。
逃げ出すネジに戸惑いつつも同じように影分身を置いて走り出す。
会場からネジが飛び出す前に捕まえることが出来た。
どうしたの? とヒナタが声を掛けようとした。……が、その前にネジは土下座をし始めた。
「あんなのはオレの本心じゃない!! 許してくれ、ヒナタ!!!」
「ちょっ、ネジ兄さん。止めて、ね? 私は何も気にしてないから!」
後ろの方の舞台上では影分身のネジがヒナタへの否定の言葉を吐いていた。
「あれは……あれは演技なんだ〜!!」
「わかってるから! ネジ兄さんの本心なわけないでしょ?」
落ち着けようとヒナタが慰める。
「ヒナタ!! オレを倒してくれ!!」
「何言ってるんだよ、ネジ。今の状況でお前が負けるわけないだろ?」
ヒナタが倒せるような現状に表向きはなっていないのだから、とナルトが口を挟んだ。
「う゛わ〜〜〜〜〜!! いっそ殺してくれ〜!!!」
パニックを起こしてまた暴走して会場から出て行こうとする。
そんな逃げるネジのマントの端をヒナタが掴む。
「……ネジ兄さん」
ヒナタが今にも涙が零れ落ちそうな瞳をネジに向ける。……ちょっと上目使いだ。
「私を置いて死んじゃうの?」
「ヒ、ヒナタ……」
ネジがそんなヒナタの様子に焦り始める。
「私……ネジ兄さん、約束してくれたよね?」
「…………」
「ずっと一緒に居てくれるって……」
とうとう涙がハラリと零れ落ちる。
「ヒナタ! ごめん。オレが悪かった! もう言わないから!!」
「…ネジ兄さん……」
付き合っている相手の涙に落ちたネジがヒナタを落ち着かせようと抱き締めている。
「……あ゛〜、なんか盛り上がってる所悪いが、試合終わったぞ?」
「「……え?」」
「とりあえずそのままでいいから戻るぞ?」
「「……はい」」
恥ずかしそうに真っ赤になったヒナタとネジはナルトたちに連れられ会場に戻ったのだった。
ネジならこういった暴走するかなぁ?と思いました。
だって、恥ずかしいことを叫んでますからね。
知っている身としては。
ネジヒナな部分はちょっと誤算。
ま、風見家ですからv
本選への出場を決めたそれぞれがそれぞれの修行に入った。
なるとが最初はエビスから、途中からエロ仙人こと自来也からの修行を受けたり……
それぞれの修行の時期、彼ら本体は暗部任務に借り出されていた。
「じっちゃんも里の警備が大変だからと言って全部オレたちに押し付けること無いよな?」
「ホントにな。次はどこだ?」
「次は岩の方」
「了解」
里内の警備に人手が多く取られ、依頼を片付ける人員が足りなかったらしい。
いつもなら出来るだけ任務を与えないようにしたいと考えている三代目でもナルトたちに任せるしかなかったのだ。
いつも通りの二人組ずつで行動し、あちこちを転々とし任務を片付けていた。
……のため、それぞれの修行は影分身によって行われていた。
下忍レベルのチャクラを分け与えられている知識などだけはほぼ同じの影分身たち。
そんな影分身の一人、なるとは現在厳しいことになっていた。
「死ぬ気で頑張って来い♡」
ハートマークを飛ばされたような感じがした言葉の後、なるとは自来也に崖から落とされたのだった。
ピシッ!
なるとは自来也に対する怒りのあまり青筋が浮き上がっている。
『そんなん無理だってば〜〜!!! ……本体〜!! 助けろってばよ〜〜〜!!!』
チャクラ吸引も勢いを殺すことも出来なかったなるとは隠話で叫んだ。
『……無理。だって現在地、風の国だし』
『だったらチャクラ貸せってば!!』
『仕方ねーなー』
ナルトの溜息交じりの言葉の直後、九重のチャクラを分け与えられたため、なるとはギリギリでガマブン太を呼ぶことが出来、どうにか無事だったのだ。
『本体、ちょっと多めにチャクラを分けてくれ』
『え?』
『ちゃんと下忍レベルで力尽きたように見せかけるから』
『……何かありそうなのか?』
『なるとが消えそうだったとか……』
『あぁ、それ聞いたわ。わかった、そうする』
『そうして貰えると助かる』
影分身による要請により、全員が多めにチャクラを分けることになったのだった。
ちゃんと寝れてはいます。
ただ下忍として修行とかしている時間が無いだけで。
闇の世界があるから家に帰れる、とも言いますけど(笑)
拍手だった物です。
三次試験予選より。
微妙に加筆ありです(笑)
それと、影分身は平仮名表記です。