上げ膳、据え膳をすれば早く死にますから……――
「…………はいぃ?」
「いきなり何の話だ?」
「え? 聞いたこと無い? アカデミーの授業で習ったんだけど……」
「そ、そんな授業あったか?」
「知らなかった? お医者様の男性の先生からの授業だったけど……」
「いの、アレくの一授業だったでしょ?」
「そうだったっけ? すっかり忘れてたわ……」
「……楽しい先生だったよね?」
「そうね。他にも色々と言ってたし……」
「アカデミーで役立つことを教えてくれたなんてあんまり無いよね」
「あの先生ならもっと授業あっても良かったのに……」
サクラ、いの、ヒナタの三人は思い返すように笑っている。
「……おい! 待て!! 今さっきのはどういう意味だ!!?」
「さっきのって……上げ膳据え膳のこと?」
「そうだ!」
「アレは、身体を動かすようなことを全くさせないで、やることを全部奪え! ってことv」
「そうすれば、早く身体機能も落ちるし、やること無ければストレスが溜まって……」
「そして最後には……ということだったよね?」
「スゴイこと言う先生だなぁ〜…………」
「そうよね〜。十歳になるかならないかの子供たち相手に、ねぇ?」
「……でもアレ、忍にならない子供を対象にしてたのよね……」
「忍になる子は潜入捜査の時とかしか使えないとも言ってたわね」
「ますますスゴイ先生だな……」
こういうことを言うような面白い先生なら風見家でも受け入れそう。
「シカマル、好きv」
突然ナルトがシカマルに抱きつく。
「……は? ……こんな場所で突然言い出すなんて…………変な物でも食ったか?」
「失礼だな〜……」
怒った声を上げながらも腕はしっかりとシカマルの腰に回っている。
「酒に酔ったとか〜?」
「まだ昼間」
「んじゃあ、熱でもあるのか?」
サラリとナルトの前髪をかき上げ、額に触る。
「ん〜……無いみたいだけどなぁ〜」
スッとナルトの身体を持ち上げ、立ち上がると周りに言った。
「部屋、行くわ」
「ごゆっくり〜」
ヒラヒラ〜と手を振られ、シカマルとナルトはシカマルの部屋へと入っていった。
「……あれ、ただ拗ねてただけよね」
「最近、シカマルがサクラと暗号解読ばかりしてたからでしょ?」
「え〜? いのだって、新しい術、創ってもらってたでしょ?」
「それを言ったら、チョウジも将棋を楽しそうにしてたわよ〜?」
「でも、赤丸用の薬、作ったってキバと話してたよ」
「オレに振るのかよ!?」
口々に最近の様子を語り、原因を押し付け合う8人。
「……確実に周りを構いすぎだということだな」
「それに気付いてないシカマルくんもシカマルくんだよね」
フフv と笑いながら言うヒナタにネジも笑う。
「……でも、居間で抱きつく程だったかしら?」
「さぁ? たまたま構って欲しかったんじゃないの?」
「そうかもねー」
その言葉を最後に、二人のことを話すのを止めた8人だった。
ナルトに好きだと言わせてみた。
しかし、何故であろう?
普通にそのままラブラブにいってもらおうと、頭の中での第一声は自室だったはず。
それなのに、場所を書き加えていなかったからか、
いつの間にか居間での話になっていましたとさ。
いやいや、ここで部屋に帰った後の二人にスポットを当てない私が悪いのだろう。
・・・だって、我が家の特徴が出ないんだもん。
ちなみに、
「どうしたんだ? 本当に……」
「シカ〜」
キュッと可愛らしく力を少し強めた。
「はいはい。何がしたいんだ?」
「…………」
無言のまま、シカマルに頭を押し付ける。
「……このままでいいっか」
二人は抱き合ったまま、ベットの上に居た――
後はご想像にお任せ〜♪
日記の再録でした。
私に甘いのは無理だ!!!!!