「ご先祖さまの墓磨き……」
「ってか、何で初代当主の墓、こんなに綺麗なんだよ……」
「おかしくない? いつのお墓なんだと思ってるんだろう?」
「確かに……」

 周りにある、二代当主や三代当主の墓は苔むしてきているというのに、初代当主の墓だけは建てたばかりのようにピカピカ。

「……この三代当主の墓の隣って…九重の娘の……?」
《そうだ、三重の墓だ。三重が夫の隣に眠りたいと言い残したから……》

 あまりにも寂しげな声の響きに10人は沈痛な顔をする。

「ナルト、これ……」
「あ、四代目火影の墓?」
「ここに葬ってていいんだろうか? 一応、英雄だろ?」
「表向きの墓が別にあるんじゃね〜?」
「あ、そうかもな」

 端から順に綺麗にしていく。墓を磨いたり、花を供えたり……そんなことをしながら会話を交わす。

「盆っつーとさ、迎え火とか焚いたのか?」
「迎え火? ……迎える気か?」
「……迎えちゃダメなの??」
「だって、よく考えてみろよ。風見家だぜ?」
「? どういうこと?」
「普通に蘇ってきそうじゃね?」
「…………」×9
《流石にそれは無いと思うが?》
「ほ、ほら、九重もそう言ってるし!」
「きっと大丈夫だよ……」

 ちょっと悩んだ彼らは、とりあえず、墓を綺麗にするだけにしておいたようである。


日記の再録でした。
ふと思いついたお盆のネタ・・・

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