ぎりっ、とカレンダーに爪を立てて呟く。
「ど、どうした? サクラ」
「ナルトがね、五代目に無茶言われたらしくってさ……」
世間一般じゃ五連休。
長い場所だと16連休にもなるという今年の黄金週間。
「連休明けまでに終わらせなきゃいけない任務が大量……」
嫌そうに指差した闇の世界の一室には大量に詰まれた巻物の山。
その山をしばし眺めていた話を聞いていた数名が、はたと我に返った。
「ちょっと待て!」
「この量を!?」
いくら風見家の人間だとしても、10人で終わらせようと思ったら不眠不休の勢いだろ、この量!
「そうよねー……」
「ちょっと、さ」
父さんたちにお願いに行かない?
「あ〜、それはいいけど……」
「なんか代わりに頼まれそうだなー」
「ん〜……里帰りとか?」
苦笑して言ってしまうが、あながち間違いでは無いだろう。
実家へ全く帰ろうとしない子供たちとの関わりが深く持てるのなら、とか言い出しそうだ。
「それでも、さ」
不眠不休でやるよりはマシじゃない?
「うん、ね!」
じゃ、ちょっとこの山一人数本持って遊びに行きましょうか!
自身の親に会いに、仕事の束を持ってそれぞれが実家へと向かうのだった。
持っていった物だけではなく、その時山になっていた仕事全てをやってくれた両親たちに、のんびりとしたゴールデンウィークを過ごせ、その内の二日くらいを実家で過ごした子供たちであった。
ちょっと浮かんで、嫁の一言で書くことにした話。
嫁の言葉で回収。
なんて私は彼女が大好きなんでしょう(笑)
2009/4/30 作成