「どうすっかな〜……コレ」

 そんなことを呟きながらサスケが闇の世界に入ってきた。

「どうした…って何だ、それ」
「赤ん坊?」
「うちはの家の前に捨ててあった」
「それってどうしたかったんだろうな……」
「だよな〜、子供一人しか住んでないことわかってるだろうに……」
「どうするの?」
「届け出れば孤児としての保証あったよな」
「それはあるが……」

 話を聞きながら考え込む。

「でも、それが隠し子とかだったらどうするの?」
「……え? ……誰の?」

 現在生きているうちはの末裔はサスケとイタチだけ。
 サスケはまだ13歳だし、サスケの姿でそんなことしたこと無いよ!
(一応、任務で変化して、とか……)

 …となると。


「兄さんの子供!?」

 全くありえないとは言えないだろう。
 暁の隠れ家は秘密にされているため、場所がわからなくてここへ……ということはありえる。

「……じゃ、とりあえずここで育てる?」
「そうすっか」

 10人で交代で面倒を見始めたのであった。

 子育ては大変だったが、10人で見ていたこともあり、問題なくスクスクと育ち……




「兄様! 見て見て〜!!」

 楽しげに声を上げて、少し離れた場所で術などを使い始める。
 禁術や家に伝わる秘術なんかを。

「……何か教えてもいない術、使い出したんだけど」
「ってか、見せたこととかあったか?」
「いや、きっと家の中の本を見たんだろ……」
「それにしちゃ、子供すぎ……」

 溜息を吐きたくなった10人であった。





 余談だが。

「……に、兄さん…………」

 サスケが言おうとして、やっぱり言えなくて……
 躊躇を繰り返して、涙を浮かべて走り去る。

「……な、なんだ?」
「あれはな〜……」

 クククと笑いながらうちは邸の前に捨てられていた子供のことを話す。

「イタチの子供じゃないか?」
「なっ!? オレじゃないぞ!!」
「全く無いと言えるのか?」

 疑がわしそうにイタチを見る。

「言えますよ」

 そんな中、鬼鮫が口を挟んだ。

「その頃でしたら、サスケさんがこっちに泊り込んだり、急に遊びに来ることなどが多かったので、全く外泊していませんよ」
「……なら、ありえないか」

 外泊した全ての日はうちは邸だそうで……
 納得したわけだが、逃げ出したサスケをイタチが追いかけている。

 イタチとサスケの追いかけっこを見ながら。

「でも、あの子、秘術……」
「確実に風見の血を継いてるよな……」

 そういえば、そんなことがあったな〜と話している。
 秘術を使えていた時点で、風見の血縁者であることを考えると……

「……てか、マジで誰の子供!?」




はい、ってな感じで、何か風見家に引き取られた子供でした。
イメージの中では、
「大きくなったら兄様のお嫁さんになる〜」
「ナルトは渡さん!」
とかってナルトをシカマルと奪い合う少女か、
「兄様たちと姉様たち、大好き!」
「私たちも好きだよ」
とかって溺愛されてる少年の姿が浮かびました。

この文章は二周年リクをして頂いたりりさんのリクより。






おまけ


「兄様〜v」

 パタパタと走ってきてナルトに抱きつく少女。
 後ろから抱きつかれたナルトは勢いに負けて少し前のめりになる。

「こ〜ら、ナルトに抱きつくなって」

 少女を後ろから両脇を抱えて抱き上げるシカマル。
 離した直後に、少女はシカマルの方へとクルリと向く。

「シカ兄様も大好きv」

 そう言ってシカマルに抱きつく。
 突然のことでビックリして腕の力が入らなくなり、その間にシカマルの腕から抜け出して走り去っていく。
 少し離れた場所に行き、

「姉様〜v」

 今度はサクラに抱きついてるようだ。

「……////」
「シカ、顔赤いぞ」

 ナルトが楽しそうにシカマルに笑いかける。

「べ、別に……」
「はいはい」

 わかってる、とばかりにナルトは笑う。
 誤魔化すように少女に眼をやれば、いの・ヒナタに抱き付いた後、ネジに飛びつき、ネジが慌てて怪我をしないように抱えている。

「……居ない状態を考えられないな」
「ん? ……あぁ、そうだな」

 少女が来てからの日常の騒がしさに思いを馳せる。

「オレたちの大切な子だからな」
「そうだな……」

 風見家に引き取られた子供は10人に何だかんだと構われながら成長していく。
 ……ちょうど禁術などを披露した直後だろうか。
 こんなこともあったとのだった。



「私、兄様のお嫁さんになる〜!」
「ナルトは渡さん!」
「ちょっ、ちょっと待て!どの兄様だ!!」

 シカマルが大人げ無くそう言ったことに慌ててナルトが口を出す。
 少女は眼を丸くして、直後ニッコリ笑う。

「え? ……みんな!」
「…………(溜息)」

 つまりはこういう落ち(笑)




ちょっとおまけに力入ってる(笑)
本当はハナビが出てきて、ヒナタを取り合ったり。
「私の姉様なの〜!」
夜、皆が任務に出ている最中に目覚め、
「……兄様〜…姉様〜……」
誰も居なくて泣いてたり、な姿が浮かんでおります。
そこまで書いたら量が凄いことになるので止めておきます(笑)

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