「ひなまつり」零れ話


「何か楽しい写真無いの〜?」

 楽しく死華、死麗、死光、サクラ、いの、ヒナタ、テンテンが話していた。
 そんな最中、いのが突然言い出した。

「楽しい? どんなのがいいの?」
「小さい頃の皆の写真とか……」
「そうね〜…………」

 ごそごそと本棚からアルバムを取り出してくる死麗。

「こんなのはどう?」

 小さい頃の、という話だったので、昔の写真を引っ張り出してきた。

「あ、カワイー♪」
「死光が死闇の服の裾を引っ張って付いて歩いてる〜vv」

 本当に小さい頃、出会ったばかりの写真のようだ。

「いいでしょ〜vこの頃の死光は、『なうと』『ちかまう』『ねいにいさん』って言ってたらしいわよ〜」

 別のある時に話題になり、死音と死影が笑い話にしていたのだ。

「いや〜、かわいすぎ〜!!」
「……ちょ、ちょっと恥ずかしすぎるよ、皆」

 死光の苦情も聞かずに盛り上がり続ける。

「ん? 当主就任パーティー?」

 写真の中の死音の後ろにある垂れ幕に書かれている文字を読み取るとそう書いてあった。

「あ、死音と死影が当主席でコロコロしてた奴でしょ?」
「その姿にイタチはノックダウンだったらしいよ?」
「え? ……そうなの?」
「後ろから見てた人物によると、だから実際は違うかも」
「そうなんだ〜」

 当主席で死音と死影が一緒に座っているのや、手を取り合って逃げてる所とかの写真があった。

「って、キャー!!!! 何これ、何これ、何これ〜〜〜〜!!!vvvvv」
「え・・・? あ、うわ〜!! か、かわい〜〜〜〜!!」
「ホ、ホント……すっごい……」
「これ、お雛様!? すっご〜い!!」

 いのたちが発見したのは『雛人形』の写真であった。
 ……いや、お内裏様や三人官女などの衣装を着た風見家の面々の姿であった。

「いや〜! ありえない〜〜!!vvv」
「……うっ…………」

 サクラが微妙に鼻の辺りを押さえて居るような…………(笑)

「あ、それね。一度だけ無理言って着せたことあったわね」
「もともとは父さんたちの作戦だったんだけど……」

 クスクスと楽しそうに経緯を話し、もっと凄いの見せようか? とニヤリと笑う。

「ジャジャ〜ン!!」

 微妙な効果音をつけての別の写真の登場にますます四人のテンションが上がっていく。

「いや〜ん!!!」
「うわっ、わっ……はうっ」

 お内裏様とお雛様だけの写真だが、お雛様がお内裏様を見詰めてたり、アングルが絶妙で、キスの直前!? みたいな写真だったり…………
 ナルトが勢い良く脱いでるのを止めてるシカマルの図、なんだろうけど、どう見ても脱がせてる最中にしか見えないのとか(笑)

「くぅぅ〜〜〜〜!! これ、ちょうだい!!!」
「ダ〜メv こんなの二度と撮れないし」
「いや〜!! いけず〜!!」
「一枚! 一枚だけでいいから!!!!」

 四人が結託し、一枚でいいから欲しいと訴える。

「……死麗ちゃん、私のこれで良かったら…………」
「死光、いいの?」
「いいよ。……でも、絶対にこのメンバーだけの秘密だからね!!」
「わかった!!!」×4


 そして、異世界へと帰った四人は一枚の写真を日替わりで回して保管していたとのことだ。




「いの! 原稿出来た!?」
「完・璧☆ そういうサクラは?」
「こんな挿絵でいいかな?」

 お内裏様とお雛様な絵が描かれている。

「そうよね! こんな感じよね!!」
「サクラちゃん、私の分は?」
「ヒナタは五人囃子の方だったよね? はい」

 翌年の2月頃、そんな四人の同人誌作成の姿が見られたとか……


後書き

はい、ごめんなさい。
自分で書いておきながら、ついついこの写真を異世界の女の子たちが見たら!?
と思ってしまい、勢いのまま書いてしまいました。

勢いだけですね・・・

それと、異世界を読んでからじゃないと分からないおまけですね。
一応、腐女子設定の異世界女子でした。

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